逮捕まで8年半を要し、ご遺族にご心労をお掛け、お詫び申し上げます。
事件発生から8年半。高揚を抑えながら、犯人逮捕を発表する栃木県警刑事部長の記者会見。丁寧にひと言ひと言噛み締めながら犯人逮捕の報を語るテレビのニュースを見て、敢えて「自信をもって逮捕するに至った」のくだりは、この事件解決への警察の執念を感じました。
事件の風化を防ぐために栃木県警全職員3800人に被害者の所持品を記載した携帯手配書を配布したり、県警の捜査一課に事件の専従捜査班を設置したり、情報提供者に300万円支払う警察庁の捜査特別報奨金制度の対象事件としたり、不審車両の9割の捜査を完了し、3700件の情報提供を一つづつしらみつぶしに潰すなど・・・
「事実は小説よりも奇なり」あらゆる警察ドラマや映画、小説よりも、過酷で、地道な捜査を繰り広げた結果の犯人逮捕です。刑事部長は「逮捕までに8年6カ月の長期を要し、ご遺族にご心労をお掛けし、多くの県民にもご心配をおかけしたことについて、お詫び申しあげます」と会見を結んだが・・・
私は、この猟奇的な事件、地域安全パトロール隊ができたりで近隣住民の不安も並大抵ではなかった、取分け子供を持つ親の頭からは離れなかったのではと思うと、延30万人の捜査員を動員し、事件解決に取り組んだ栃木県警の執念に敬意を表します。
メディアは警察関係者がちょっとした不祥事を起こすと、目の敵のように書きたてるが・・・私達の日常は警察によって護られているのだということ、この国の警察力は世界に冠たるモノであることも、しっかりと報じてもらいたいモノです。被害者のご冥福をお祈り申し上げます。Goto
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