第5回「新聞読もうコンクール」

女性教師は・・・「広告紙面を外して、教育現場に持って来なさい・・・」と。
私も広告を生業としていますので、さすがに新聞広告を名指しで批判はできませんが。新聞社の広告局の幹部の人達に、どうしても訴えなければならないことがあります。そうです。最近やたらと増えた「高齢男性が元気になる」という・・・首を傾げる広告の氾濫です。
私は新聞の衰退を防ぐには「NIE」(・News in Education ・新聞を教育に」が絶対に必要だと思っています。そのことをよく理解されておられる「日本新聞協会」。5回目になる「いっしょに読もう!新聞コンクール」を今年も実施します。小中高生が家族や友人と一緒に新聞を読み、感想、意見などを書いて、記事とともに応募する新聞感想文のコンクールです。
応募方法は所定の用紙に記入して、当該記事と一緒に送るのですが。個人とは別に、NIEサイトの団体応募用紙から学校、学年単位でまとめて応募することもできます。その際、先生向けの手引書も用意されているとのこと。協会のこのコンクールへの思いが伝わります。
多くの学校で授業に新聞が使われ、子供達が新聞に慣れ親しみ、新聞を生きる糧にしてくれれば、新聞の未来は明るいと言えます。そんな高邁な協会のNIE活動を知ってか知らずか。それとも、予算のためなら、どんな広告でも掲載したいと考えているのか・・
くだんの高齢男性が元気になるという、品位を疑う広告。さすがに日経には掲載されないようですが。全国紙各社とも、日常的に掲載されています。女性教師から「あの広告の意味を子供に問われ、私はなんと答えたら良いのか?」・・・・広告紙面が掲載されていない新聞の提供をお願いします。
とか、週刊誌の広告。とても教育現場で説明が付きません。これではNIEが子供にとって役立つとは思えない。新聞の提供を拒否したいと、声を荒げる学校も出てきています。さてさて、広告局の面々。それでも、そんな広告を掲載してまでも数字が欲しいですか?
広告は社会に無くてはならぬ大切な情報です。しかし、だからと言って吟味もせずになんでも掲載すれば、社会に悪影響を及ぼします。もう一度申します。新聞は子供に不可欠な社会勉強です。広告紙面が教育現場で外されて教材に使われるなんて、新聞社の恥だと思うのですが・・・Goto
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