行司

見事に外れました・・・・大相撲の優勝予想はもうしません・・・
大相撲名古屋場所が終わりました。大関稀勢の里が優勝します。なんて予想しましたが。大横綱・白鵬が30回目の優勝で幕。相撲通を認じる私もたいしたことはありません。稀勢の里と白鵬戦・・・上手く時間を作り、愛知県体育館に足を運び観戦してきました。
本場所はいいですねぇ。土俵入りからの観戦でしたが。日馬富士の不知火型は低い姿勢からのせり上がり、顔が真っ赤になり迫力満点。白鵬も不知火型ですが、これぞ土俵入りって感じで別格の感がありました。鶴竜の雲龍型、せり上がりにもうワンテンポあっても良いかなぁ。まだ横綱2場所目・・・これからですかねぇ。
今回は行司について。スポーツの場合。審判は絶対的な権限を持っていますが。大相撲の場合。行司は審判ではありません。審判は土俵下に5名が陣取り、もつれた相撲の判断は彼らがやります。行司は、土俵に上がった両力士がつつがなく相撲を取れるよう進行するのが役目です。
全てが古式に則り執り行われます。中入りには11名の行司が登場。(写真参照)衣装が美しいですねぇ。裸の力士との対比が絵になります。行司の仕草は、まず、両力士の名前を呼びます。蹲踞して何も持っていませんと両力士が手を広げますと。軍配を横にして確認します。
仕切りに入りますと。軍配を立てて構え見得を切ります。それぞれに特徴があり、歌舞伎役者を見るようです。制限時間いっぱいになりますと、時計審判の合図に頷き、両足を開き、腰を落とし、軍配を返します。その時に・・・手をついて。とか、まだまだとか、呼吸を合わせます。
で、立ち上がると、残った、残ったと激励し、相撲が膠着しますと、ハッケヨイ、ハッケヨイと声を掛け勝負を促します。勝負が決まりますと、勝った方に軍配を上げます。しかし、際どい相撲になりますと。審判が手を上げ「物言い」が付きます。上げた軍配が間違っていますと、
行司差し違い・・・となり、立行司、式守伊之介と木村庄之助は、腰に小刀を差しています。護身用ではなく、差し違えた時に、腹を切るために持っています。昨今はビデオで判定しますが。以前には行司と審判が揉めて、行司が辞任に追い込まれたこともあります。行司の所作を楽しむのも大相撲の醍醐味の一つではないでしょうか。
それにしても。土俵入りの前後から。館内放送で、「座布団を投げないで下さい」「怪我をする場合があります」と何度も何度も放送するんです。稀勢の里が白鵬を破った結びの一番。館内溢れんばかりに「青い座布団が舞いました」。勿論、私も思いっ切り投げましたが・・・大相撲の優勝予想はもうしません。Goto。
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