アナ雪

女性がありのままに生きられる世の中になって欲しいものです。
ひと昔前の話です。ある先輩(薬剤師)から「生きるのはなかなか難しいモノだ」「君は自分の生き方を虚栄心や見得で飾っていないか?」「もし、そうだとすると、必ず、飾ってる自分の重圧に耐え切れなくなって、自滅するぞ」なんて、人生訓を受けたことがあります。
最近、我が家で異変が起こっています。孫娘達(6歳と3歳)がディズニー映画「アナと雪の女王」にはまっているんです。テレビを付ければDVDブルーレイで。カセットをONすればサウンドトラックCDから主題歌が。姿を見れば「アナ雪」ドレスでお姫様気分。手にする人形もエルサとアナ。
映画のストーリーがわかるのかどうか。姉妹だからちょうど、良いのでしょうか。3歳の方は、主題歌が頭に入っちゃったんですねぇ。日本語と英語で、「ありのままの・・・」なんて口走っているんです。なんともはや、凄まじい「アナ雪」旋風が吹き荒れています。
朝日新聞が8/19・社説で「アナ雪人気・生きにくさを超えて」と題して空前のブームを取り上げています。世界でヒット中ですが、日本での興行収入は北米を除き他国とは一桁違う300億に届く勢い。家族連れに加え、大人の女性が多いのが特徴だとか。
ヒロインが「ありのままの自分になる」と歌う映画に、日本社会、取分け様々な障害にぶつかりながら生きる大人の女性に強く反応したのではと、分析する。さらに、政権が成長戦略として女性「活用」を唱える一方、働く母親が仕方なく預けた幼い命が奪われたり、議会で女性蔑視のヤジが問題になったり・・・・女性の生きにくさが露呈・・・・
こうした環境を変えるため、一つ一つの問題を見逃さず、声をあげ、取り除く努力を重ねたい。社会の仕組みを見直し、偏った意識を問い続けよう。と朝日らしく結んでいます。幼い孫娘達が成人する頃には、「ありのまま」に生き抜くことのできる社会になればと願います。
くだんの先輩・・・「私はご覧の通りですと、ありのままに生きることが、実は、一番難しいのだが、一番楽だということが、わかるようになれば、君も一人前だ」と、アナ雪の主題歌を聞きながら思い出しました。Goto

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