辺野古

日本全国で、普天間の代替を引き受けるべきではないか。
16日投開票された沖縄知事選で、「うちなーんちゅ、うしぇーてーならんど」(沖縄の人間をバカにしてはいかんの意)と叫んで、辺野古移転に反対した前那覇市長が、推進派の現職を大差で破った。翌日の朝刊各紙に掲載された社説から「この問題」を考えて見たいと思います。いや、本当はこんな難しい問題には頬被りしたいのですが・・・・
毎日と朝日は政府に「白紙に戻して再交渉を」「辺野古移転は白紙に戻せ」と迫り・・・読売は「辺野古移設を停滞させるな」と推進を促しています。日経は「いまこそ政府と沖縄は話合うときだ」と切れの悪い、曖昧な内容でお茶を濁しました。全国紙の社説が割れることは良くあります。
しかし、日本は民主主義の国です。例え安全保障が脅かされようが。賛否を最大の争点とした選挙で県民が「NO」を突き付けた事実は重いものがあります。日本国民ならば、この事実を自らの問題として、真摯に受け止め、一人ひとりが、答えを出さなければいけない時です。
朝日も毎日も無責任です。「日米安保体制を安定的に運用して行くという目的のためにも、日本政府は沖縄との摩擦を放置せず、米政府に再交渉を求めて、問題解決を図るべきだ」(毎日)、民主党政権ならいざ知らず、現自民党政権で、米国と交渉の余地がありますか?
ありませんよ。であれば、そんなおざなりの社論など書かないで、鳩山元首相ではありませんが、対案を出すべきです。対案がなければ、交渉などできるはずはない。米軍基地を全て撤退せよと、共産党のような主張をすれば、わかるが・・・・
「知事選を経て、普天間問題は新たな段階に入った。二者択一の思考停止から抜け出す好機だろう。政府は米国との協議を急ぎ、代替案を探るべきだ」(朝日)辺野古移設か、普天間の固定化かの二者択一はおかしいとの論調。民意だからと普天間の基地をなくせというなら。朝日としての代替案を出すべきではないか。と私は思う。
私の意見などどうでも良いのだが。真摯に考えるならば。沖縄県民に辛抱してくれと負担を強いるわけにはいかない。だとすれば、沖縄以外の地域で、代替しなければならない。朝日も毎日も現実を直視するなら、米軍の基地を全て撤去せよとは言いたくても言えないハズだ。で有れば、代替地を堂々と論じるべきではないか。
我が岐阜県で引き受けるならば、各務原の航空自衛隊の基地を提供することになる。誰もそう言う勇気はないだろうが。私は否定しない。引き受けるべきだと思う。岐阜県だけではない。日本中で引き受けるべきであろう。
それができないならば。それこそ、米国と交渉して、嘉手納基地に新たな滑走路を設け併設する以外にないだろう。それならば、日本政府も交渉の余地はあるだろうし、沖縄県民も新たに辺野古ではないのだから、渋々ながら、理解を示すだろう。民意を無視してこのまま辺野古を推し進めるには、余りにも抵抗がある。Goto

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