祝・賞金王・いつの日にか、「文化の扉」スポーツ編に登場して欲しい
12/8・朝日の朝刊です。私の好きな特集「文化の扉」(月曜日に掲載され、週の初めの楽しみです)は、歴史編で、中国5千年の歴史上最も「文武兼才の忠臣にして儒者」、小説や映画の世界では魔術的な力を備えた天才軍師として描かれている「諸葛孔明」です。
今更、私が知ったかぶりして「孔明」を紐解いても仕方がないのですが。「扉」では「劉備の忠臣」のイメージも「三顧の礼」の逸話も、名士たる諸葛亮孔明を高く売り込もうとの演出であったのでは。そもそも孔明は天下を取り、漢族中心の理想国家を作るため、武闘派集団の劉備と手を組んだ・・
軍事能力は「虚しく軍隊を疲労させ、帝業の礎を築くこともできず、国内は荒廃していた」と同時代の呉に仕えた軍師に言わしめるほどの程度だった。「赤壁の戦い」も所詮は「運」だったのではと手厳しい。しかし、政治の公正さは多くの文献で絶賛され、その当時能力は他国の脅威だったそうな。
中国各地、台湾にもですが孔明を祀った「孔明廟」がありますが。「なーんだそうだったのか」なんて思ったりはしませんが。折しもNHKの大河ドラマ。「軍師・官兵衛」がクライマックス。どこかに軍師・孔明とダブっていましたが、チョッピリ興ざめです。
しかし、孔明といえば、そりゃ。男子プロゴルファーの小田孔明選手(36)。子供の頃から、スパルタ教育で鍛えられ、苦節30年、天下を取ると「賞金王宣言」して6年。その念願を果たし、2014・賞金王に輝きました。
孔明選手は「運」ではありません。実力で掴み取った「天下」です。ゴルフ界は20代前半の若いプロが活躍する時代ですが。来年はメジャーにチャレンジして、日本の孔明が世界の舞台で活躍し歴史上のプレヤーになって欲しい。そして、いつの日か、朝日の「文化の扉」スポーツ編に登場するのを楽しみにしています。Goto
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