「税」より「青」

衆院選の投票結果を注視したい。
「大義なき解散」だ「低投票率」になると、未だに嘆いているメディアもありますが、選挙は民主主義の根底をなすモノ。権力者の解散の狙いは予想外の景気の落ち込み、目玉の女性閣僚の辞任、自民党内と財務省の消費増税先延ばしに対する強い抵抗を封じ込める・・・
そして、何よりも野党の体制が整っていない。だから投票率は上がらない。無党派と称する得体の知れない連中が吹かす風も起こらないだろう。揺らいでいる政権基盤を立て直すにはこれほどの好機はないと踏んだのは・・・したたかな計算の上。政治とはかくあるべきではないだろうか。
このところの政治。小泉政権以降ですが、全てメディアの読み通りに動いて来た感がありますが。第二次・安倍政権はメディアに迎合しないのが良い。朝日の12/13の社説ではないが、投票することにより「政治の緊張感」を保つべきという。しかし、国民と政治の緊張感ではないだろう。求められるのはメディアと権力の緊張感ではないのか。
師走の恒例、「今年の漢字」に「税」が決まった。清水寺の森貫主は実に豪快な字を書くと感動するのだが。確かに、衆院解散の最大の理由が消費増税先延ばしだから。消費増税が日常生活に多大な影響を与えたことは分かるが・・・私には「税」が今年の漢字だとするには、イマイチ「ピン」とこない。
税は政治の要諦。消費増税を決めたのは、民主党。民主党に政権交代させたのは国民・・・民主・自民・公明の三党で決めた消費増税。決めた責任は国民にあると思うのだが、その国民の今年の最大の関心が「税」とは・・・不可解です。
私の今年の漢字は「青」ですね。勿論、ノーベル賞に輝いた青色LDEの青ですが。突然の豪雨や噴火、自然災害に「青ざめた」一年の「青」それに「青」は闇から醒める夜明け前の色。アベノミクスに期待してるわけではないが。景気回復を願い。勿論、その逆の日が落ちて闇夜になる前の色も「青」ですが。
景気回復の道が他に選択肢がない以上、税よりも青ではないのか。今日の投票結果。国民が示すのは、闇夜に向う暗い青なのか。それとも夜明けに向う希望の青と出るか?。メデイアが緊張感を持って政治と向き合うのかも含め、今夜の報道番組を注視したい。Goto

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