自治体職員に期待

地方創生・・・「国は金は出すが口は出さぬ」知恵は任せた・・・・
2015年度の予算案の概要が決まった。例年だと年末恒例で発表され、総額の語呂合わせが新聞紙面に踊り、新年への期待と相まって国民の関心が高まるのだが。年末の総選挙で、与党が圧勝。野党を始め主だった抵抗勢力も鳴りを潜め、こんなものか・・・の雰囲気が充満している。
とは申せ。94兆3420億円。一般会計では過去最大。補正を合わせれば100兆円を越す額。我々庶民にとっては天文学的数字。ヘェーって言うしかないのだが。予算の約4割が国債(借金)に頼る財政が健全であろうはずがない。折角、アベノミクスで、13兆円も税収が増えるのだから・・
ここは大盤振る舞いしないで。「歳出削減に舵を切る絶好のチャンス」だったのにと、田舎のおっさんとしては気を揉む。削るとなると・・・なかなか難しいのだが、私的にはやはり、年間1兆円以上の伸びを示す「社会保障費」に大ナタを振るうしかないのではと思う。
毎度の話だが。予算案に対する新聞各紙の社説の見出し・・・紹介して置く(1/15付)。朝日・・「弱者へしわ寄せなのか」圧力団体に厚い予算で弱者に負担増が、の内容だが、相変わらずのピンボケ。。
毎日・・「未来への道が見えない」借金頼みの財政健全化の好機だとか。高齢者に医療や介護で応分の負担をだとか。地方交付税見直し余地ありとか。「地方創生に1兆円、活性化に役立つかどうか精査が必要とか。見出しの割にはしっかりした内容で分析。らしくない。(笑)
読売・・「経済再生を着実に実現したい・財政再建の道筋も明確に示せ」と注文付きの見出し。社会保障はもとより、歳出の根拠となる諸制度の抜本的改革がなければ、プライマリーバランスを改善できないと正論を。更に、読売だけが税収増を背景に気の「緩み」だろう、整備新幹線の前倒し、755億円の予算、無理してまで急ぐことかと苦言を。真っ当だ。
所詮は田舎のおっさん。国家の財政を論じるのはおこがましいのだが。一点だけ。「地方創生」の予算に毎日新聞が「活性化に役立つかどうかの精査が必要」と書いたが。おっさんとしては、付け加えて、15年度予算の目玉は「地方創生」。
内容は「国は金は出すが口はださない」「アイディアは地方に任せた」と鷹揚。ゲタを自治体に預けた格好。何かと口を挟む省庁を排除して・・・官邸の心意気が伺われる。ここは一番、「自治体の職員」に頑張って貰いたい。勿論、我々地方で頑張る広告会社の腕の見せ所でもあるが。Goto

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