編集手帳

読売中高生新聞・小論文講座458字の挑戦に思う・・・
読売新聞がNIE(新聞に教育を)と、次世代読者確保を目的として、小学生から高校生までの子供達を対象に、新聞の魅力を発信し続けている「読売KODOMO新聞」が1/1で創刊から200号の節目を迎えました。昨年の11月に創刊された「読売中高生新聞」と合わせて・・・・
質の高い紙面を提供、日本の子ども達の「生きる力」になるよう気合が入っています。読売新聞にはぜひ、頑張って続けて欲しいと思います。中高生新聞で「役に立つ」と好評なのは「読売新聞一面のコラム」「編集手帳」を素材にした小論文講座「練習手帳」だそうです。
この地方(東海)は読売新聞の発行部数が少ないので、「編集手帳」をご存知ない人も多いかもしれませんが、私的には、朝日の天声人語よりも、取り上げるテーマによりますが「人間味」と「人の機微」があり暖かです。天声人語のような「社会偏見」もなく・・・
心に沁みる内容が多く、毎日新聞のべたべたした感じがする「余禄」よりも日経のイマイチ淡白な感じの「春秋」よりも好きです。ただ、我が社では、朝日の天声人語書写を全社員が毎朝実施しています。天声人語を批判しながら、奨励するのは、若い社員には世の中を「偏見」を持って見るくらいがちょうど良いと私が思っているからです。
「中高生新聞」の小論文講座は、本物と同様に「458字」という制約の中で文章をまとめる企画で、中高生から寄せられる優秀作品は「竹内政明取締役論説委員様」が直々に添削され中高生新聞紙面でその様子が紹介されているとのこと。
最近は授業で使用されることも増え、学校単位で小論文講座への応募も目立ってきたそうです。生徒たちが、「新聞に学び」小論文を書く能力を育むことは素晴らしいことです。読売本紙で優秀作品を表彰し紹介して頂ければ、励みになり、目的である、NIE活動の推進にもなり、新聞に親しむ子ども増えるのではと期待します。
ただ、「編集手帳」の内容は、どう考えても「中高生」向きとは思えません。内容も文体表現も大人のおっさん向きです。それが題材のベースでは、本当に子ども達が馴染んで頑張れるかといえば疑問です。朝日の天声人語の方が・・・・と思います。
それと、小論文講座そのものが、取締役様がご登場されるなど、上から目線のような気がします。折角、子供向け新聞にちからをいれているのです。もうひと工夫願いたいものです。Goto

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