読売出版広告賞

新聞広告について考える・・・・
お叱り覚悟で申し上げたい。新聞広告についてです。「男性が元気になる」種類の薬紛い広告は控えて欲しい。天下の朝日も読売も。さすがに日経は掲載していないが。何日付けどの新聞だとは申しませんが・・・新聞人の矜持は何処へ行ってしまった・・・・
中学校の教師(女性)です。新聞命(しんぶんいのち)の私。NIE(新聞を教育に)の取組に付いてお伺いしたところ。冒頭がその話。授業に新聞を使おうとしたら、男子生徒からその質問。からかい半分ですから仕方がないのですが、あまりにも・・と。
で、なぜか私が申し訳ありませんなんて、その広告と何の関係もないのですが、慌てて謝る図を笑って下さい・・・・。そんな下世話な広告で数字を稼ごうなんて・・背に腹は代えられないでは、如何にも情けない。で、その先生立派ですよ。NIEを授業に取り入れる折、新聞広告を題材にするのも良いかもと考えたと。
その際、先生が取り上げようと思った広告は、書籍広告。週刊誌じゃないですよ。出版に関する広告全般です。それを聞いて何で私がお礼を言わねばならないのか。私自身も笑っちやいますが、思わず「それはありがとうございます」なんて・・・言っちゃいました。
第19回目の読売出版広告賞が発表されました。新聞の書籍広告(出版広告)には・・活字文化を育む上で、出版界の健全な発展を図る上で、なくてはならない広告です。私は書籍広告は新聞の顔だと思っています。読売新聞が書籍広告の活性化のために、この賞を設けていることに敬意を表します。
受賞作品(写真参照)を見て、なるほど、新年の小学館のコナン、謎めいていて、知的欲求を満たすに相応しい紙面。 昨年大ヒットした池戸井潤さんの半沢直樹を紹介する紙面も興味が湧きます。今年の受賞に大胆で読者をハッとさせる「宝島社」広告が対象外なのが寂しいですが・・
中学生が書籍広告を通じて新聞の価値を理解できるとしたら、出版広告の出稿額が「男が元気になる」広告よりも割安でも優先して掲載するのが、新聞の価値ではないかと思います・・・Goto
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