農業高生

農政大改革と農業モノ漫画、小説のブーム・・・・
最近、どうも夜更かしする日が多くてよくない。理由は簡単で、硬軟取り混ぜて面白い作家と小説に出会うからです。芥川賞を受賞した小野正嗣さんの「9年前の祈り」(文藝春秋3月号)も引きちぎられたミミズのようになる主人公の子供がどう育つのか・・作者の成長を期待したいとか。
浅田次郎さんの新作もついつい、読み始めたら止まらない。7人の作家が、入り乱れて論じる「決戦関ヶ原」も小説仕立てで楽しいとか。高村薫さんがチャレンジしたユーモア小説も笑えないところが彼女らしい。ミステリーの「その女アレックス」も軽いがついつい嵌る。など・・
ジャンルはハチャメチャだが、それなりに納得。そして、私の好きな作家のひとり、あさのあつこさん。児童モノから、現代モノ、時代モノと様々なジャンルに挑戦。非凡な才能を発揮。昨年、農業高校の先生と生徒が織りなす・・・農業モノ、日本農業新聞で連載された「グリーン・グリーン」を上梓したとのこと。
安倍政権の掲げる・・・農政の大改革。強い農業を創るための改革。農家の所得を増やすための改革がどのように推移して行くのか。田舎のおっさんには分かりませんが。あさのあつこさんの農業モノ小説のみならず、岐阜の農業高校をモデルにした「のうりん」(GA文庫・9巻・75万部)や・・・
週刊少年サンデーで掲載中の連載漫画「銀の匙」(畜産の話・単行本12巻・累計1500万部・小学館)が大人気で読者を増やし。農業高の生徒が芋づくりにチャレンジする物語・小説「アグリ」(TO文庫)も好評な売行きだとか(朝日新聞)・・・
話を無理やりこじつけるわけではないが。農業改革の基本は農業に魅力があり、農業にチャレンジする若者が増えることが肝要。取り分け、農業高校に人気が高まることが基本中の基本ではないかと思う。農業モノの漫画や小説が人気を博し、「農業高校へ行きたい」そんな小・中学生が増えるなら・・・それが本の力だとしたら、嬉しい話。
農政の大改革をといくら安倍首相が力んでも、その担い手が増えなければ元の木阿弥。農業モノの漫画や小説が若年層のブームだと聞けば、安倍政権も真に心強いのではないだろうか。
おっさんの読むべき小説にしては場違いだが、あさのあつこさんの筆遣いが好き、「グリーン・グリーン」も読んでみよう。そして、農業高校で学ぶ生徒に・・エールを送りたい。日本の農業大改革の成功を願って・・・Goto

コメント