雑食

脳細胞も鍛えなければ・・・・老化防止にはならない・・・
このところ雑食になった私。新聞の書籍広告や新刊紹介欄を読んで、手当たり次第に、まるで、ミーハーのおねえさんが、目に付いたものを次々に衝動買いするように。まるで、育ち盛りの高校生や、欠食児童のように・・本の雑食を楽しんでいます。
なんでまた急にそうなったのか。理由は簡単です。身体は嘘をつきません。前期高齢者の仲間入りをしてから・・・急激にゴルフでボールが飛ばなくなりました。毎朝ウォーキングとストレッチで、それなりに鍛錬してる積りなのに、それでも飛距離は目を覆うばかり。
ということは、足腰のバネや握力が弱まり、肩が回らなくなり腰が切れなくなり、頭を残すことができないスイングになったのが原因、すなわち、肉体の衰え、老化が本格化してきたこと。それに気が付き・・・そうか。身体が老化してきたということは・・・
自分では気がついてないだけで・・・同様に、頭、脳細胞も退化、いや老化が進んでいることになる。と本気で気付いたんです。では、どうすべきか。老化防止策を講じる必要がある。どんな防止策か・・・答えはひとつ。脳細胞に栄養素を送り込み、活性化させるしかない。
で、その栄養素は、多種多様でなければ偏ってしまう。どうすべきか。そうだ、本の雑食が最も、効果的ではないか。と考えた次第で、先ずは脳細胞を鍛えるための時間を作り(そうです。身体を鍛えるために早朝ウォーキングの時間を作っているように)、
そしてその時間に様々な栄養素を脳細胞にぶち込む。それが本の雑食です。人間の習慣って恐ろしいもので、一年も続ければ、習慣化して、どんな本でも美味しくたべれるようになります。全てが栄養素として役立っているかどうかはわかりませんが。老化のスピードが緩む気はします。
そんな雑食の一冊。「住んでみたいドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」「住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち」(川口マーン恵美著)が、なるほど、ヨーロッパに住んで見て、主婦目線で日本との比較すれば、日本って捨てたものではない、日本の価値を改めて理解できる・・・
などと、面白く読んだのですが。実は、この本、今書店で大ブームの日本礼賛本の象徴で、嫌韓、嫌中の裏返し。火付け役。「適度なお国自慢は望ましいが、いいことだらけとか、世界で一番とか、他国を見下す前兆になると排他的になり、社会はかえって劣化する。行き過ぎた日本礼賛ブームは危険」(毎日新聞2/25夕刊・ワイド特集・日本礼賛本がブームのわけ)・・
この本にそんな意図があるとは到底思えないのですが・・・
戦後、自虐史観を植え付けた朝日や毎日が、日本礼賛に一瞥をくれるのは理解できないわけではないが、ボケ始めた前期高齢者の脳細胞には、自虐史観も日本礼賛ブームも行き過ぎるきらいの日本人、出版社の煽りに乗って走り過ぎないようにと願いながら、雑食を食べ続けるだけですが・・・・Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    酒の味がわかると人生一人前と申します。
    私は味どころか酒量もわかりません。
    が、早朝ウォーキングとしじみの味噌汁だけは毎日頑張っています。そのせいかどうかはわかりませんが、体調はよろしいようです。Goto

  2. リミスキー より:

    確かに…すべてが衰えている感じですが、最近お酒の味だけは分かります。というか
    お酒が美味しいものだと云う事が、この数年で分かったような気がします。気力体力は下降線に入った感がありますが、味覚だけはより繊細に強欲になっているみたです。
    また、街を彷徨いながら、刺激を求めて歩き回わることもいいかと思い、歩数計とにらめっこしながら歩いています。お腹も減りますし・・・。