親守詩(おやもりうた)

日本の親子の絆は、なかなかのモノですよ・・・・
最近、大いに納得したことがあります。我が社のハッピーメディア®地域みっちゃく生活情報誌の2月号各誌で・・・スタッフが成人式の会場に出掛け、新成人に喜びのインタビューをする特集を組ました・・・・約550名が登場、カメラの前に収まってくれました。
今年は例年と違い。スマホで映像を撮り、彼らに「決意、意気込み」を語ってもらい、AR(拡張現実)化し報じました。おかげで大好評。地域の話題をさらいました。私は彼らの「決意・意気込み」の動画を全て見て、今時の若者達は素晴らしいと改めて、再認識しました。
マスメディアは成人式だといえば・・・会場で暴れる。式典を妨害する。ハチャメチャなファッションで自己顕示欲を振りかざしている連中を報じますが。そんな輩は一握り。大方の新成人は、二十歳の喜びを、まず・・・親への感謝・・・から語っています。感動的です。
私が一番嫌いな言葉は「今どきの若い奴は・」という若者に対する非難です。今の若者がどうなのよ。自分が若かった頃と比較なんかしてどうするの。今どきの新成人。ビデオカメラの前で、堂々と「今日を迎えたのは両親のお陰」と感謝するんです。「今どきの」なんて言う大人が今の世の中を悪くしている元凶です。
ヘェ〜。こんな全国大会があるなんて知りませんでした。子が親への気持ちを作文や定型詩などで表現する・・「子守歌」ならぬ「親守詩(おやもりうた)」の大会です。主催は日本教育文化研究所、日本青年会議所・TOSSなどでつくる実行委員会・共催が毎日新聞です。
そもそものスタートは「親の思いを子に託す子守歌の逆があっても良いのでは」そんな発想から04年松山市で始まり全国的な広がりとなりました。第二回目は「親子の絆」「親へに感謝」がテーマ。作文、詩、定型詩、連歌で6万4838点の応募があったそうです。あっという間の広がりは、家族と申しますか。親子の絆が深まっている証左ではないでしょうか。
文科大臣賞を紹介しましょう。「幼少の頃、母の手は魔法の手と信じていた。その手に触れると痛むお腹も、波立つ心も一瞬で消えた。いつの日か母の手を借りずとも、解決していく自分に気付いた時、母が一言呟いた。「いつも重い荷物を全部持ってくれて有難う」ああ、そうだ。これから僕が、安心を紡いでくれた、母の魔法の手になる番だ」(中学生の部)泣けますねぇ。
「親を思う子に優る親心」と申したのは吉田松陰の母ですが、「子を思う親心に負けぬ子の思い」日本って捨てたもんじゃありませんね。この大会一般の部もあります。今どきの若い奴は・・・なんて言ってないで、「親守詩」の一つも創ってみましょうよ。Goto

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