福の神

旅立ちの季節です。新天地の住まいでは玄関をピカピカに・・・・
もう10年以上前になりますか。ある著名な作家の家を尋ねたことがあります。目的は講演の依頼と、氏の住まいである建物の一部を事務所として借りるためです。が、それ以上に馥郁たる氏から学びたいと思ったからです。講演依頼の方は、我が社の「ハッピー・メディア®」「地域みっちゃく生活情報誌®」のコンセプトを説明、理解してもらいました。
建物は、3階建て、都心にも関わらず物静かな地区、外壁には蔦が入って、築は25年にはなるのでしょうか。落ち着いた感じです。事務所用の1・2階吹き抜けで、複雑な造り。部屋数多く、クリエティブな仕事には夢が湧きそう。しかし、営業事務所には不向きかも・・・
そんな思いで、事務所を覗き。3階の氏の自宅へ。玄関に入るなり、私は感動しました。なんと綺麗なんだろう。氏の経歴を述べると誰かがわかってしまいますので、控えますが。本業は作家だとご本人がおっしゃっているので、作家ですが・・・いけない、いけない。
私は思想家だ思っています。氏ほど日本国の問題点の本質を見抜き、警鐘を鳴らし、未来への提言をする作家はいません。日本を代表する羅針盤です。凛とした方で、私は尊敬しています。もう少し紹介したいのですが・・このくらいに・・・
で、その玄関です。床は大理石で、広い。収納する下駄箱も埋め込み式なんでしょう。一見ではわからない。照明も明るく・・・壁も清潔感溢れるベージュ色・・・上り口は低い。もちろん、一足の靴も置かれていません。心が締まりました。
もう一度申します。普通の民家の玄関ですが、清潔で綺麗なんです。私はその時、改めて自覚したんです。その家の玄関を見れば人物が、家庭が解ると。事務所はお借りしませんでしたが。国を憂う氏のお考えに大いに勉強させていただきました。
そうなんです。桜が咲きました。いよいよ新年度です。旅立ちの時です。どうぞ。どこで生活しても、玄関に余計なものを置かないで綺麗にする習慣を身につけて下さい。いや、何処にも行かなくても、4/1からは心機一転、玄関を綺麗にしましょう。そうすれば必ず、福の神が訪れますから。Goto

コメント

  1. リミスキー より:

    いや~まいりました。それはまったく無理な我が家であります。
    それを見て育った娘の家の玄関は何も置かれていません。
    「他人のふり見て我がふり直せ」ではありませんが、
    親の悪いところを観ているのですね、きっと。(笑)