ジャーナリズムは死なず

巨悪を眠らせないスクープを。
日本の新聞記者諸氏にも頑張って貰いたい。
日本の国際紛争報道、大マスコミの記者は紛争地の近くで遠巻きに取材すると聞く・・
労働管理上?本人が申請しても、危険な場所までは行かせないそうだ・・
それでは臨場感溢れた記事も、スクープも取れない。
海外の話だけではない。最近、国内ニュースでも
辣腕記者が特ダネを連発するなんて話は少ない・・・
新聞社の姿勢が変わったのか、記者の魂が失われたのか、
自分の足で、執拗に取材してスクープを追うよりも
記者クラブでのお与え記事でお茶を濁していることが楽ではあるが。
新聞が売れなくなった。購読者が減ったと嘆く前に・・
新聞のコンテンツは記事です。骨のある記事が増えれば、読者は戻ってくると思うが。
最近・・・週刊文春が売れてるのも話題性のある記事が・・
5/7・毎日朝刊です。
世紀の特ダネ「パナマ文書」をスクープした独大手新聞・・
南ドイツ新聞社の二人の記者との単独インタビューを掲載・・
不透明な金融取引を暴いたスクープの裏側が語られた。
両記者・・汚職事件などを長年報じてきた・・
その結果のタレコミ。センセーショナルな文章だとすぐ理解した。
各国首脳の関係者のほか、犯罪組織の名も・・・
裏付け取材には人手が必要、記者を抹殺することなど厭わぬ人物も含まれ・・
安全上の問題もあり・・新聞社は、国際調査報道ジャーナリスト連合との
共同取材の方針をとった。
入手データは2,6テラバイト・・膨大な情報量。
漏洩を防ぐため、CPはインターネットから遮断、設置場所も秘密に。
気の遠くなるような取材と信憑性の検証が行われたことが分かる。
その結果の世紀のスクープだと知ると、
米国の首脳や関係者の名前が出てこないのはおかしいとの陰謀説も流れたが
そんな穿った見方はぶっ飛ぶ。まさに新聞社の威信と・・
ジャーナリスト魂が結実した命懸けのスクープだったのがわかる。
これぞ、ジャーナリズムだと感動した。
日本の新聞社も負けずに「巨悪を眠らせるない」スクープをと願う。Goto

コメント