骨のない政治

永六輔さん逝く・・・・・昭和は遠く成りにけり・・・
「上を向いて歩こう・・・涙がこぼれないように・・・・」
「見上げてごらん夜の星を、小さな星の小さな光を・・・」
どんな職業だと紹介したら良いのか・・・作詞家かなぁ。
作家、放送作家、作詞家、テレビ番組の企画・演出、ラジオのDJ・・
タレント、マルチな才能を発揮した「放送界の生き字引」永六輔さんが亡くなった・・・
小沢昭一さんが去り、野坂昭如さんが姿を消し・・・そして、永さんも・・
あの舌ったらずで早口な永六輔節がラジオから聴けなくなるなんて・・
昭和の激動期を生き抜いた・・「中年御三家」とを一世に風靡した・・
男たちが皆姿を消した。さぞかし・・あちらは賑やかなことだろう。
永さんは60年安保の反対デモに。野坂さんは金権政治を批判し議員に。
小沢さんは、表現の自由を求め、映倫に逆らい・・・それなりに骨があったねぇ。
骨と言えば・・・参院選・・・山積する重要な政策はほとんど骨抜き・・
論点を明らかにしないまま、与党の圧勝で終わってしまった。
重要政策には、野党に対案がないのですから・・・与党には骨のあるところ見せて欲しかった。
憲法議論を避けたと批判する朝日や毎日の話ではない。
なんせ、護憲派の「国民怒りの声」の投票率は0.83%・・・1%にも満たない。
国民の関心は憲法にはないのです。が、今後議論になるでしょう。それで良いのです。
骨抜きは・・・まずTPPです。米国の大統領選挙でも民主党の公約では・・
TPPは曖昧な形で争点を避けた内容に。堂々と問うべきだったと思う。
原発もです。「エネルギー基本政策」の内容を明記すべきではなかったか。
鹿児島の知事選で、反原発を訴えた・・・候補が勝ちました。
骨抜きで済ます理由もわからぬではないが。首を傾げます。
それと、アベノミクスもです。道半ば・・ではなく・・
再構築・・そこまで踏み込んで貰いたかった。
骨のあった「中年御三家」にとは申しませんが
如何なる政策課題も勝利しなければ、何も解決しないでは・・
あまりにも、骨のない政治ではないかと・・・Goto

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