国際仲裁裁判・・・自分の頭で考えてみる必要があります。
中国が主張する南シナ海の境界線「9段線」法的根拠なし。
岩礁を埋めた人工島は島ではない。大陸棚の権利は主張できない。
人工島埋め立ては海の環境を守る義務に違反している。
3年前にフィリピンが起こした裁判で・・・
仲裁裁判所(国際海洋法条約に基づき、海洋権益をめぐる紛争を解決する機関)は
南シナ海問題に・・・判決が下された。
新聞はこの判決を受け、こぞって、中国は法秩序を守れ(朝日)
「違法」解決は不可欠(毎日)。中国は判決に従う義務がある(読売)
試される海の法秩序(日経)・・・と厳しく中国を非難しています。
通常は当事国が裁判官5人を指定するのだが。
中国が裁判に参加しないため、条約に基づき国際海洋裁判所長が人選。
ガーナ、フランス、ドイツ、オランダ、ポーランドの国際法学者が判断した。
裁判に参加していない中国の言い分を、感情抜きで聞いてみましょう。
1・この海域で2000年以上前から活動、主権は中国にある。
1・日本が一時期不法占領したが第二次大戦後、国際条約で主権を取り戻した。
1・国際海洋法条約締結国として領海基線から200海里排他的経済水域と
その外側の大陸棚に権利を有する。
1・フィリピンの提起は法律の衣をまとった領土問題であり 海洋法条約300条に違反している。 中国は06年に298条に基づき調整範囲に含まれないと、宣言している。
1・第三者による強制的な紛争解決手続きは受け入れない。
1・裁判は高度に政治的な問題にすり替わっている。
中国とフィリピン間の紛争解決を目的にしていない。
フィリピンの立場に立ち地域の緊張をつくり出し、中国のイメージダウンを目的にしている。
1・中国は判決によって、立場を変えることはない。
無効な判決を根拠にした駆け引きや主張を受け入れることもない。
1・判決を理由に中国の主権や関連権益を損なうなら、断固として戦う。
中国は東シナ海・・・尖閣列島問題も同じ論調で主張しています。
この身勝手な中国の言い分をどう判断するのか。
あなたの頭で考えてみて下さいね。Goto
コメント