新聞広告の日に思う。

ネット広告を画面から外すシステムができるのでは・・・・
広告には・・・どんな広告でもです。商品を紹介するだけではなく・・
社会的な背景を踏まえたメッセージが
織り込まれていなければならないと思っています。
なぜなら「広告は時代の映し絵」であるからです。
その時代が求めるもの。その時代にしか作り得ないもの。
時代そのものを映し出すもの、それが広告というモノです。
「新聞広告の日」に・・・第65回・・日経広告賞が発表されました。
最近、広告の市場はネットに移行、新聞広告の地位が下降気味ですが・・
ネット広告には時代を創造したり文化の香りが全く感じられません。
ただ、これは良いものだから・・買え、買え、買え・・・と、これでもか、
これでもかと、ネットを探る人たちに強引に商品やサービスを押し付ける・・
そんな「売らんかな」の広告ばかりが掲載されている・・・
嫌悪感を持っている人が多いのでは。
今のような・・・ネット画面の余白を何がなんでもと、広告をこれみよがしに・・
押し込んでいると、そんなに遠くない時期に・・・画面から広告を外す・・
「広告ロス」システムが導入されると思います。(ネットはなんでもありですから)
テレビでは、ビデオはCMを飛ばして見れますからね。
その点、新聞の広告は、じっくり見て、読んで、感情にも訴えることができます。
新聞広告こそが・・・とは申しませんが、紙の広告には、そのスペースが許す範囲で、
スポンサーの想いが表現できます。
日経広告賞の大賞は「商いこそが・・経済活動でしょうか・・・冒険心をかきたてる・・
そんな魅力を訴え」伊藤忠商事の伝統を築いてきた経営者の姿を版画調で・・
商社の凜とした気構え伝えた広告が受賞。・・・新聞広告ならではの良い広告です。
最優秀賞、富士フィルムの「楽しい100歳」(写真参照)は・・見ているだけ嬉しい。
「高齢者こそが健康で、人生を楽しむべき」そんな・・超高齢社会を迎える・・
この国に・・・「企業としての使命感」が伝わります。
素晴らしい広告です。ネットではあり得ませんね。
日経広告賞・・・今年からでしょうか。
電子版広告大賞が新設・・・DMP(データ・マネージメント・プラットフォーム)を
徹底的に活用した・・NEC のタイアップ広告が受賞。なんとなく手探りでの受賞・・
そんな感を覚えますが・・・闇雲に押し寄せるネット広告と・・
ひと味違う、日経デジタルならではないかと思います。
新聞広告賞もネット広告の台頭で、様変わりしていますが、
やはり、広告は文化であること「社会の映し絵」であるべきです。
新聞広告(紙の広告)には、その役割と使命があると、私は信じています。Goto
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9/26日本経済新聞
第65回日経広告賞最優秀賞受賞作品
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