読売教育賞の応募数・・・全国でたったの160件・・・真面目にやってますか?
新聞社って、実に様々な事業を展開しています。
今年で65回(戦後直ぐ)を数える「読売教育賞」もそのひとつ。
学校地域での優れた教育実践を顕彰する賞では最も古い。
今年の応募は全国から12部門に160件応募が・・・
読売新聞に掲載された・・・最優秀賞の8部門8件を読んだが。
植物などの化石に含んでいることが多い「塩原木の葉石」の原石を
栃木県の産地から取り寄せ、児童が教室内で「化石採集」できる授業を考案。
20年間続け・・・化石の魅力を子供たちに伝えてきて・・
化石の種類を特定できる教材を開発し、授業方法を広めた結果
現在1000校以上の学校で取り入れられるようになった「理科教育」(慶應義塾幼稚舎)
だとか、データの集積や分析を通して統計的な考え方を身につける授業を
展開した「算数・数学教育」(広島大付属中学校)部門だとか。・・・内容を紹介する。
データ分析の基礎を学んだ後の生活実態に関するアンケートで集めた
データの中から、相関関係を見つけ、なぜ、関連するか班ごとに考える取り組み。
実にユニークなテーマを研究している・・・思わず唸った・・
「反抗期年齢と兄弟の数」・・・面白いですねぇ。
「1日のメールの件数とバレンタインディーに貰ったチョコの数」・・・広告屋が考えそう。
「名前の画数と睡眠時間」・・・健康問題に直結ですよね。
中学生たちも本気で面白がって、統計の妙味を学んだのではと思わずにはいられない。
他の最優秀賞も紹介したいのですが・・いずれも実に素晴らしい教育実践ばかりです。
それにしても、65年の歴史を有す「読売教育賞」への応募が全国から160件とは・・・
如何にも少ないのではないか。この程度の応募では・・バランス良い受賞になって、
競争原理が働かないのではと、危惧する。
財務省は少子化影響で2026年度から現状より約5万人、
教職員の定数減らす試案を発表した。
財務省です。人口減少に合わせ教育分野での国の負担を減らし、
財政再建に繋げようと考えるのは当然でしょう。
一方、文科省は「省益」の損失と、抵抗するのは必定、調整が難航しそうですが・・・
私に言わせれば、地域で優れたた教育実践を顕彰する「教育賞」に
応募するのが160件では・・・教員の数がある程度減らされても仕方がないか。
と、思わざるを得ないのですが・・・Goto
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