移民を考える

次世代日本人となる長期定住政策を決断する時に・・・
労働力不足が深刻です。全国的にそうだと思うのですが、
この地方は特別なのか・・・求人倍率が2.0に達しようとしています。
原因はいくつもあるでしょうが、団塊世代が完全にリタイア・・・
労働人口の急激な減少が大きな要因ではと思っています。
政府は潜在労働力として女性を生産現場にと「女性が輝く社会を」のスローガンを掲げ・・
子育て制度の充実や労働時間短縮、同一賃金への是正など、
様々な施策を講じていますが、現下の労働不足の解決には遠いようです。
根本的には「ヒト不足」を解消せねばなりません。
それには「若い男性が頑張る」ことが肝要だと思っています。
出生率向上策といえば直ぐに・・女性の・・となりがちですが。
私はそうではないのではと、最近思うようになりました。
直近の数値ですが、40歳で一度も結婚したことがない男性が3割います。
それが出生率を急増させられない大きな課題ではないでしょうか。
「結婚する気はないのか」とその世代の独身男性に聞いてみますと・・
「その気はありますが・・・」との返事。「では何が・・」
ここを探って、阻害要因を蝉脱させることも重要なことではないでしょうか。
(結婚とか、出産は、あくまでも個人の問題です。一人ひとりと向き合うこと肝要)
で、労働力解消ですが。
日経新聞が3月末に経済教室の欄で「外国人材を考える」特集を組みました。
団塊世代問題をいち早く社会に提起した堺屋太一氏が・・・
日本は「ヒト不足・土地あまり」の時代が到来している。
空き家820万戸。耕作放棄面積40万ヘクタール。
この資源を、外国人材に投入してはとの建設的な提起を。
さすがに堺屋先生です。
また、日本の在留外国人は231万人。そのうち139万人は「身分による在住者」
つまり外国籍の「永住者」や日系人の「定住者」日本人と結婚した外国籍の配偶者です。
そもそもの「外国人活用」といえる外国人労働者数は100万人ほど。
欧米先進国に比べれば、わずか。他には技能実習制度21万人。留学生21万人。
「技術・人文知識・国際業務」の専門人材は15万人。
日本は外国からの移民は勿論、外国人材を活用して居ないのが現状。
外国人の長期定住を目指す政策が不可欠ではないかと・・・
長期定住とは「次世代日本人」となる移民の奨励です。
当面の労働力不足の解消と長期の安定成長のために、
私は堺屋案に賛成です。政治が決断する時ではないでしょうか。Goto
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葉桜近し                                     

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