梅雨に入り・雨一犂(いちれい・耕作に適したほどよい雨の量)であれ・・
世の中、なかなか上手くいかぬ。
雨空を見上げながら、手元に「雨のことば辞典」引き寄せ・・・
金華山に雨が・・青葉を濡らして降る青梅雨というが、
青二才の意味もあると・・・苦笑い。
米国トランプ政権の異常ぶりが目立つ・・・
取分け「パリ協定離脱」・・・米国内9州と125都市が共同で、
連邦政府に代わって米国の温室効果ガス削減の責任を果たすとの声明を国連に提出、
トランプ政権抜きで国際公約を守ると。
この取組とは別にも、15の州知事や200以上の市長、500以上の企業家らが、
再生可能エネルギー導入に力を入れること合意。米国の離脱で生じる
ガス削減量の穴埋めする報告書を国連に示すという。
米国とはなんとラジカルな国かと、思うと同時に、
自分を支持した人のことしか考えていない大統領って如何にも青臭い。
自分さえ良ければ、なんでもあり。これでは危なくて・・付き合えない。
この身勝手さだと、中国が推し進めるアジアインフラ投資銀行「AIIB」へも、
中国の広域経済圏構想「一帯一路」にも、日本を出し抜いて、いや、梯子を外して
参画するのではないか。逆に考えれば、米国に義理立ては無用ってことに。
そう察したのでしょう。第23回国際交流会議「アジアの未来」(日経が主催するのが凄い)
で講演した安倍首相・・・「一帯一路」構想を「洋の東西、その間多様な地域を
結びつける構想はポテンシャルがある」「日本も協力していきたい」と賛意を・・
中国も「一帯一路は両国が共に発展する新たな舞台となりうる。日本が中国と
一緒に協力発展することを歓迎する」と応じた(日経)・・・尖閣諸島、
東シナ海でのガス田開発、北朝鮮との軋轢など日中間の火種は絶えないが、
日本人の日本人たる所以なのかも知れないが、
一つこと、それが安全保障であっても、意見の相違があると、
相手の全人格を否定する癖がある。それも大人気ないと言うのか、
青臭い、国際社会はそんな単縦ではない。ましてや経済は。
火種や対立は残し、折り合える点は折り合う。
もちろん、米国の核の傘の下にいるのです、米国の顔色を伺いながらですが。
それが「青臭さが抜けた」大人の対応というモノです。
その意味では、老獪な幹事長の「雨の手数」(雨にもさまざまな雨がある意)
はなかなかだと思う。Goto
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