私たちが、経済だ

経済を動かしたければ、まずは女性の欲望を刺激することから。
宝島社は凄い。といつも思う。出版界、本が売れぬともがいている時、
宝島社だけは本とは何か。どうあれば、売れるのか。
ただひたすら、いや愚直に追い求めている。
その姿勢が定期的に発信される新聞広告に現れる。(写真参照)
そもそも論を言うのも気が引けるが、最近の出版業界・・・
口を開けば、本が売れない原因はネットの台頭だと、言う。
否定はしないが、そうではないだろう。
売れないのは「買う価値」がないからであろう。
新聞もそうである。新聞の購読者数が音を立てて減少している。
理由を問えば、ネットのニュースを読めば、新聞がなくても・・・
そんな声に・・・関係者は心の隅で「ネット社会、そうだよなぁ」と
納得しているのではないか。
なぜ、新聞を購読しなくなったのか。理由は二つ。ネットの台頭ではない。
ひとつは可処分所得で情報収集にかける経費がNHKの受信料と新聞購読費だったのが、
NHKと携帯費でいっぱい。新聞購読費に回らなくなったから。
もうひとつは、新聞を読む価値がない。
即ち、新聞が発信する情報が読者の欲しがる情報とマッチしなくなったからである。
新聞の紙面構成、一面が時の大きなニュースで、
2・3面が政治、4・5面が経済で、続いて国際のページ、更には株式欄、
社説にオピニオンで地域版があり、スポーツ、社会面と続く・・・
50年前と全く同じ・・・なぜ、変えないのだろうか。
なぜ、読まれているのかいないのかの、実態調査をしないのか。
ビッグ・データの時代です。どのページが読まれ、読まれていないかなど、
AIの力を借りれば、直ぐに分かる時代です。
読まれていないページは切り捨てれば良いではないか。
変化こそ唯一の絶対です。時代を切り取る新聞が、変化を恐れてどうするのか。
宝島社、雑誌が売れない時代に、5年続け、女性雑誌販売部数ナンバーワン。
その変革姿勢に触れるに付き、固定観念と既得権益に隅々まで毒されている新聞社の
官僚体質が陳腐過ぎておかしい。
私たちが、経済だ。
経済を動かしたければ、まずは女性の欲望を刺激することから。
そうです。新聞は社会の公器、新聞は社会を動かしてこそ、
新聞ではと思うのですが。Goto
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9/15日本経済新聞

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