青春の墓標

50年前と一言一句変わらぬ老闘士に・・・イデオロギーにかぶれる虚しさを・・・
今月始めから、これだけはブログのネタにせねばと思いつつ。
なんとなく、書きそびれていた。いや、もういいかな。
こんな過去に拘らなくても、そんな思いが交錯して延び延びに。
齢、古希を目前にして、でも、やっぱり今月中にはと・・・・
11/17・朝日新聞のオピニオンのページに、
今尚・・・社会主義革命を標榜する老闘士のインタビューが。
彼は・・・1991年、ソ連が崩壊。社会主義は統制経済の破綻で失敗では・・
そんな質問に「マルクスは、十分な生産が発達し、自由な人間関係が生まれる
経済的基盤があって初めて社会主義は生まれるといっている。
しかし、現在までに革命を成功させた国は、欧米の先進国ではなく、
ロシアやアジア(中国)など発展の遅れた国でした。社会主義に
到達した国は世界にまだ存在しない」と語る。
87歳の日本共産党の元議長不破哲三氏の情熱は今も衰えない。
半世紀前、そうです。50年前に、東京の家賃4900円の下宿で、5人、10人が集まり
熱くなって口角泡を飛ばし議論しては、連日「反帝・反スタ」を呪文のように唱え・・
街頭にデモに出掛けた・・・その青春の墓標・・・が語られている。
なぜ、朝日がこの「マルクス主義の可能性」なる特集インタビューを組んだのか。
そうなんです。1917年2月、帝政ロシアを民衆蜂起で倒し、
10月に史上初めて社会主義国を打ち立てた・・ロシア革命から100年だからです。
本家本元のロシアですら、「ロシア革命は負の歴史だ。革命記念日を盛り上げても、
なんの役に立たない」とプーチン大統領は、政府としての行事は一切なし。
にも拘らず、日本の新聞が、ロシア革命をオピニオンのコーナーで取り上げる。
凄いと申しあげるべきか。それとも私のように、1960・70年代に・・
「赤くかぶれた」読者に「青春の墓標」に花束でも手向けろと言いたいのか。
私に言わせば、50年後の今、「マルクス主義」と対峙にあるだろう反革命保守政権が、
資本に向かって民衆の為に賃上げを要求する日本。これって、
不破老闘士の言う、発達した資本主義がもたらす真の社会主義ではないのか。
と思うのだが・・・やっぱり、書いてて虚しい・・
やはり・・・ロシア革命100年に触れない方が良かったと反省している。Goto

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