ビーコン

待ち時間ゼロの医療機関も遠くないが、まずは患者ファーストでは。
日経新聞の未来学特集、お読みになっていますか。
現在、第4部、暮らし新潮流を掲載していますが・・・
ポスト平成のあり方、あり様を様々な角度から考えている企画です。
新聞命(しんぶんいのち)の私としては、これぞ新聞のあるべき姿。
新聞の真髄をいく紙面であり、企画だと感動しています。
毎回、読む価値があります。ぜひ、お読み下さい。
2/15は、医療に関するテーマでした。
誰でもが、医療機関に行ってうんざりする経験は、あの待合所ではないですか。
数時間待って、診療3分。支払いに待つこと1時間は普通。
しかし、極限まで立ち働く医師や看護師の姿を見ると・・・・・諦めの気分に・・
岐阜大学の付属病院。支払いの待ち時間、4年前までは、
平均で50分だったのが、今は15分以内には必ず呼ばれ、済ますことができる。
医療はサービス業であると、現病院長が徹底、呼び掛けに応じた、
支払い事務関係者が、カイゼンを試み、実現をした。
この成果は未来学でも何でもない。トヨタのカイゼン方式を取り入れた結果です。
現病院の診療システムを患者目線でカイゼンするだけで、
多くのロスが解消される一例です。
ポスト平成の医療未来学ではありません。それ以前の話ですが、
現状をカイゼンしようとする意欲や努力がない医療機関に、
治療への新たな試みができるとは思えません。
前置きが長くなりました。名古屋大学での「スマートホスピタル構想」です。
患者の腕に「バイタルモニタービーコン」(腕時計方式の医療機器)を付ける。
脈拍数、ストレスレベル、身体活動量など患者情報が一目瞭然。
このビーコンをチェックしていれば常に患者の状態が把握ができる。
更にこのビーコンを医師や看護師に着ければ、彼らの健康状態も
「見える化」できて、労働環境のカイゼンが可能になる。
そんな医療体制がそこまで来ている。・・…と日経の特集は語る。
なるほどと思いつつ、では、私の健康管理を私はどうすれば良いのか。
ビーコンが一般化され私も身に付けるようになれば、私のデータが
医療機関に送られ、健康チェックしてくれるようになるってことか。
新聞は、色々なことを示唆してくれます。
それにしても、日経の未来記事を読むまでもなく
ビーコンをつけるまでもなく・・・
岐阜大学付属病院の患者ファーストは凄い。Goto

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