新聞販売店の社会貢献

新聞はきめ細かな情報と宅配が命ですね。
新聞命(しんぶんいのち)の私。
新聞の普及率が下がっている時代に、
なぜ、徳島新聞(公表部数24.5万部)の世帯カバー率が80%近いのでしょうか。
新聞の命、取り分け地方紙の命は申し上げるまでもなく、二つです。
一つは、情報です。徳島新聞、購読していないと、地域で仕事ができない。
そんな声を伺いました。徳島県内に12の支局があり、
きめ細かな情報が丁寧に掲載されているから・・と言われています。
因みに徳島新聞の朝刊料金は2,864円(税別)で全国紙と比べると極端に廉価です。
それと、地域の特性なんでしょう。関西局のテレビも視聴できる。
テレビ欄が中面に配置され、視聴できる大概の番組が掲載されていて、
新聞を開く率が非常に高いのも、購読の要因と言われています。それも情報量でしょう。
それともう一つは、販売店制度です。
私の日課、早朝ウォーキング、楽しみのひとつに、新聞配達員の方と声を交わすことです。
「ご苦労様です。今朝は冷えるねぇ。ありがとう」と声を掛けます。
必ず「おはようございます」・・・「本日、異常なし」と答えが。
誤差なし・・ドラマにそんなキャッチコピーがありましたが、
彼は、配達区域に変わったことがない・・「異常なし」と教えてくれるのです。
私が地回りの巡回員みたいだからなのか。お互いに和みます。そんな会話です。
この宅配システムが維持されているのが、新聞の命です。
徳島新聞も1955年の販売店専売制に伴い、販売組織を子会社化し、
全県下に強固な販売網を敷いているのが特徴です。
徳島県は全国でも全国紙の部数が少ないのですが、販売網が整備できないのも、
全国紙が伸び悩む要因だと言われています。販売網が新聞の命です。
で、です。日本では毎朝、4213万部の新聞が発行されています。
95%が新聞販売店で働く30万人の配達員の手で届けられます。
新聞販売店はその特性を生かして配達の他に防犯パトロールや、
高齢者の声掛け、清掃などのボランティア活動や、
地域興しや地域振興など様々な取り組みをしています。
日本新聞協会が新たに、そんな販売店の活動を表彰しようと
「地域貢献大賞」を設け,「新聞販売店の地域貢献活動」に気が付いたら、
応募して下さいと、呼びかけています。
新聞協会が如何に、販売店を大切に思っているかの証明です。
私の朝の声掛けもそのひとつの積りです。
彼の所属する販売店が大賞を取れればと願います。Goto
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4/18読売新聞

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