長良川の鵜飼

新市長の手腕に期待がかかります。
ふるさと岐阜、夏の風物詩は・・長良川の鵜飼です。
5月11日から10月15日までの半年間、満月の日を除いて毎夜開催されます。
漆黒の闇、川面に篝火が映り・・飾り烏帽子に簑の腰巻き、12羽の鵜を操る鵜匠、
静寂を破り鵜舟の中乗りが、「鵜」を励ます。
ホウホウと中乗りが、船べりを叩き、鵜の動きが激しくなる。
一羽が鮎を咥え「どうだ」とばかり川面に顔をだし、魚を頭から飲み込む。
鵜呑みです。
鵜匠、すかさずその鵜を引き上げる・・・
観覧船の乗客、万雷の拍手、同時に芸者から・・鵜匠の名前
「ハルさん・・・」と黄色い掛け声が・・・鵜匠、首筋を掴んで鵜を高々と上げ、
魚籠に吐き出させる・・・この一瞬が鵜飼見物の醍醐味です。(今は黄色い声はない)
夜のとばりが訪れ、鵜舟が川を下ってくるまで・・・
観覧船の中では、鮎の塩焼きや花見弁当が振る舞われ芸者が入り、宴会が始まる。
鵜飼見物とは、納涼、船遊びです。夏の風物詩とはそこから来ています。
鵜飼事業は岐阜市が主管、最盛期の乗客数は年間35万人を記録しましたが・・
年々観光客は減少、昨年は11万人を切る状況が続き、市民の評判もイマイチ・・
この2月、38歳の若い市長が誕生、目標を11万5000人に引き上げたそうですが、
地域の創生、活性化の目玉は観光事業。
1400年続く長良川の鵜飼、伝統と歴史に裏づけされている本物。
「国連教育、科学、文化機関(ユネスコ)」の無形文化遺産に登録することを
目指している。
岐阜市を訪れるインバウンドは、セントレア空港から夜間に岐阜に来て、
早朝には別の地に移動する傾向があります。
鵜飼の魅力が上手く伝わり、観光客を呼び込むための知恵をだせば、
・・楽しんで貰えるのではないか。
今日はその鵜飼開き・・・新市長の手腕が期待されます。Goto

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