ふるさと納税、返礼品競争から、広告合戦に。
11/26日経新聞に全ページ広告。それも「赤ずきんちゃん」を襲うオオカミのようなイラスト。
11/27には全五段に縮めましたが同じ広告が再び掲載されました。
なかなか、迫力のある紙面(写真参照)です。
いったい何の広告か?首を傾げました。
「まちぼうけん」に。これってオオカミ、違う。そうか、犬で「けん」か。
そういえば、もう記憶にないかもしれませんが、今放送のNHK朝ドラ「まんぷく」
その前の放送はなんだか思い出せますか。 えっ、覚えていない。9月末まで、
放送されていたんですよ。淋しいですねぇ。浮世の移り変わりの速さに。
岐阜県東濃地方が舞台になった……なんだったけ、あのあの……やっぱり私も忘れ……
いやいや、片方の耳が聞こえない女の子が逞しく生きる「半分青い!」でしたね。
その時登場した「お喋り犬」、律(主人公のひとり)の実家、写真館の和子さんが
「悩み相談」を受け付けた犬の名前が「ぎふけん」で犬が付いていました。
「まちぼうけん」って、それを真似たのでしょうかねぇ。
広告のクリエーターって、案外発想が貧困ですからねぇ。
で、この犬はなんで「まちぼうけ」を食っているのでしょうか。
この広告のスポンサーは、宮崎県小林市「自治体」です。
それも、ふるさと納税、全国的にも有名、好評といったほうが良い
宮崎牛の返礼品を、年末年始の繁忙期に申し込まないで下さい。
配送の混雑もあり、お望みの日時は届きません。
「待ちぼうけ」をくわせるかも知れない。早めに、寄付して下さい。
そんな「ふるさと納税」催促の広告です。
いくら好評な返礼品でも10000円で最上級のしゃぶしゃぶ肉が300グラム。
100g1000円の肉なら総務省が指導する返礼品上限の3割ですが、
それ以上、上等の価格のようです。
それに、日経新聞全国版で広告するには、それなりの経費が掛かります。
にも関わらず、「待ちぼうけ」の無いようお早めにお申し込みをとは、
太っ腹なのか、それとも3割に抑えたことで、去年よりも寄付額が増える。
その分を広告費に当てたってことでしょうか。
「ふるさと納税」自治体間の争奪戦が、返礼品の割合から、
宣伝合戦になってきたのではないでしょうか。
広告会社としては、ここは「まちぼうけん」にならぬよう、
自治体営業を強化せねば。Goto
11/26日本経済新聞
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