職場は戦場です。

小姑っぽいですが。新社会人へ一つには勉強を、二つには身嗜みをと呼びかけます。
卒業式のシーズンですね。田舎街でも近在の女子大生なんでしょうか、
卒業証書を入れた黒い筒を胸に寄せ、袴姿で笑談しながら歩く様には、
思わず、学生生活は謳歌できましたか。「おめでとうございます」と声を。
いよいよ社会人です。人生本番です。いずれは会社、組織のみならず
社会を担うのだとの自覚を持ち、堂々たる仕事をして欲しいと願います。
そのためには、いくつかの心構えが必要です。
一つは、勉強しなさいってこと。勉強なんて、学生への叱責に聞こえますが。
そうではありません。仕事では分からないことだらけです。
いち早く覚えるには、勉強せねばなりません。仲間のだれにも負けない努力が必要です。
そして、身嗜みに気を付けろってこと。古臭いことを申します。
社会人は「一歩外に出たら七人の敵がいます」……敵に隙を見せてはなりません。
それには、身なりを整えることです。こんな話があります。
今は「君、その格好はなんだね」なんて、先輩が指摘すると、すかさず「それパワハラ」
なんてことになります。ですから、昨今の職場では注意されません。
実は「人は見た目」で判断するものです。ですから、自分では「カッコいい」などと
思っているファッションでも減点対象になっていることが多い。
男性、「髪型は短髪。額と眉はだすべし」スマートに見えるから。
「シャツは清涼感のある白が原則。上着にはフケがないかをこまめに確認する」
「ポケットのフラップは左右揃える」「スマホや財布でポケットを膨らませない。
不恰好で幼稚に見える」足元を見られても良いよう「靴下はスーツと同色で脛が見えぬように」
「靴は毎日磨く、何足は交互に履くと傷まぬ」……こんな程度は常識です。
女性、「メークは職場の雰囲気と調和するように」「つけマツゲやアイラインは控えめに」
「小顔に見えるようにと横髪を長くして頬を覆う髪型は髪が垂れてみっともない」
「同僚が目のやり場に困るような服装は避ける」「シャツやカットソールなどのインナーは
胸元が開き過ぎず、体にぴったりしすぎないタイプものを」「樹脂を爪に塗るジェルネイルや
付け爪は控える」「ストッキングもサイズがあっていないと足首や踵でだぶつき、
だらしなく見える」「パンプスのヒールは3センチから5センチが疲れにくい」……などなど
鬱陶しい話です。
そして男女共有です。口臭体臭の予防もマナー。
食後の歯磨きや口臭予防のタブレットは必需品です。
昨今は消臭の制汗剤もある。
口煩く聞こえますか。
めんどくさいと思いますか。これらは日経に掲載された「新社会人」応援講座の切り取りです。
職場は憩いの場でもプライベートでもありません。戦場です。
身嗜みは、戦士の最低限の嗜みです。
職場で周りを見渡してごらん。不快に思う身嗜みの先輩がいたとしたら、
会社の限界が見えたと思いなさい。業績は横ばい以下ですから。
社会人は一に勉強です。勉強は自分でコツコツやれば良い。
しかし、二の身嗜みは外見です。身嗜みは癖です。
清潔感あふる身嗜みで、好感度、信頼感をアップして下さい。Goto

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