満開の桜とともに

女子プロゴルファー森口祐子さんの日本プロゴルフ殿堂入りを祝す。
御地ではどんな按配ですか、桜の咲き誇る状態は。当地では、真っ盛りです。
日本人はどうして、こんなに桜が好きなんでしょうか。
「そりゃ、パッと咲いて、サッと散る」「散る桜 残る桜も 散る桜」
「その華やかさがいいんじゃないか」そうですよねぇ。
今日は、この度「日本プロゴルフ殿堂入り」を果たした……
森口祐子プロのお祝いの会が満開の桜が咲き誇る岐阜関カントリー倶楽部で開催されます。
森口さんは18歳で関CCの井上清次プロに師事、20歳でプロテスト合格。
その後の活躍は、ゴルファーならずともご存知。日本女子オープン2勝など通算41勝。
結婚後、ママとなって23勝。仕事と家庭の両立が如何に大変か今頃問題ですが……
厳しい勝負の世界に身を置き、今も「おばあちゃん」プロとして輝き続ける。
私は、医師で岐阜関CC倶楽部の常務理事を務めるご主人の関谷均先生とは
30年以上に渡り公私ともにご指導を頂く良き先輩であり、ゴルフ仲間です。
先生の鷹揚にして、人を包み込む大きな人柄が森口プロの支えになったと思います。
森口さんの「殿堂入り」が報じられると、
女子プロで7人目の快挙。こりゃめでたいと、関谷・森口夫妻と昵懇の仲間たちから、
「お祝いの会」をやろうじゃないか。そんな声が自然発生的に上がりました。
彼女は高校卒業と同時に、生まれ故郷の富山からプロゴルファー目指し……
満開の桜咲く岐阜関CCに単身で。……当時女子ゴルフ界は樋口久子プロ時代。
日米通算69勝を誇る樋口プロが如何に強いか、想像するまでもない。
師曰く「森口、オマエ、プロになるなら、樋口久子を倒せるか」
ゴルフクラブを握ったばかり、まだほっぺが赤い森口少女。
「ハイ。樋口プロを倒します」、「そうかわかった、今から走れ」……
それが森口劇場の始まりでした。
1990年。折しも岐阜関カントリー倶楽部で開催された、
「第23回日本女子ゴルフオープン選手権」……森口プロは大接戦の末、
無敵を誇る樋口プロに逆転で勝利を掴む。
18番グリーン脇で戦況を見つめる師井上清次プロ、駆け寄る森口さん……
「先生、樋口さんに勝てました」「私を育ててくれた関カントリーが勝たせてくれました」………師弟の姿はNHKの女子ゴルフ日本オープン選手権初のライブ放送で全国に報じられた。
幾多のドラマを経て、レジェンド森口祐子プロ。あれから……45年。
「日本プロゴルフ殿堂入記念祝賀会」を開く今日、3月30日は奇しくも
関カントリー倶楽部の門を叩いた日……桜たちもこの日を祝っているのだろう。
例年になく、見事に咲き誇っている。
森口祐子さんは、プロゴルファーとして後進の指導にあたり、
ゴルフ界の発展に努めている。もちろん、今も現役である。
同時に、第2の故郷である岐阜、岐阜県のために「県の教育委員」も務める。
改めて森口祐子プロの「日本プロゴルフ殿堂入り」を心より祝うとともに、
今後益々のご活躍を祈念する。おめでとうございます。Goto

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