新聞広告クリエーティブコンテストのテーマ、意味がわからない。
「何ともまぁー、情け無い」失礼、言い過ぎです。
「新聞命」の私です。この心情は、「新聞の再興って、こんな発想しかないのか」と
……日本の新聞メディア界への忸怩たる思いの発露です。
日本新聞協会は毎年、全国の若手クリエイターを対象に「新聞クリエーティブコンテスト」を
実施、新聞広告の可能性を広げ、独創的で斬新な新聞広告を求めています。
7/18から8/1まで応募が開始され、10/24「新聞広告の日」に発表されます。
我が社の優秀なクリエイターたちにも応募して欲しいと思っています。
「情け無い」と申し上げたのは「新聞広告を広告する」というテーマにです。
新聞広告の原則はスポンサーを明記することです。
ということは、このテーマの広告主は新聞社ってことになるのでしょうか。
それとも、新聞広告を制作する制作会社になるのでしょうか。
スポンサーの曖昧な新聞広告のコンテストをやる意味がわかりません。
応募のコピー。すすめ!新聞広告。
新聞広告を応援する。再発見する。
ネットの時代を逆転するアイデアや可能性を広げる新しい提案大歓迎!
新聞広告クリエーティブコンテスト。
今年のテーマは「新聞広告を広告する」
審査、副田高行、一倉宏、川口清勝、児島令子、照井晶博、服部一成………と書かれています。
私はこのコピーを読んで「情け無い」と思うのです。
ネットの時代を逆転するアイデア………逆転ってどういう意味でしょうか。
新聞広告の独自の世界を考えろってことでしょうか。違うでしょう。
新聞広告がネットの時代にその使命を果たせなくなったことを
自覚しているから、活路をコンテストに見出したいと思って、このテーマにしたのでは。
そう考えると、一方では「若手クリエイター」の登竜門と言いながら、
もう一方では、新聞広告限界打破に、なんでも使って見るとの魂胆が透けてませんか。
ここまで書くと叱られますが、敢えて。
またぞろ、同じ審査員ですか。新聞広告全盛期、その成功体験で生きている人が、
委員長でしょう。そして、例年通り、最優秀賞は「大手広告代理店」と予め決まっている。
付け足しで、どっかの美大の部活(審査員が関わっている)のメンバーを入れる。
出来レースです。
エッ。「失礼なことを言うな」……申し訳ありません。お許し下さい。
だって、このテーマこそが、日本新聞協会の「やらせ」じゃないですか。
私なら今年のテーマは「児童虐待防止」にします。
もちろん、スポンサーは「日本の未来を憂う企業、団体」です。
でも、新聞業界がこんなに弱気じゃあ「情け無い」から発奮して、
我が社からも出品するよう、クリエーティブ部門に奨励します。Goto
読売新聞
コメント
新聞広告のための広告。面白いですね。ネット社会だからこそ、ネットに関連した広告が一番良いのではないかなと、私なら考えます。浅はかですかね。
例えば、広告ページ一面を使って、分野別のスマホ用アプリをすべてQRコードのみで埋め尽くす(笑)とか、テーマにお応じて、新聞会社が選ぶアプリを紹介した広告にするとか。
福祉なら、福祉のアプリばかり比較検討して載せるだとか、
教育なら、教育アプリ(学習アプリ)ばかり集めて比較検討した広告にするだとか。
継続的に発信していけば、面白そうなニーズではあると思いますが(笑)
新聞広告だけど、QRコードを読み込むと動画広告が見れるなんて言うのも今風ではないかと思います。
逆にどんな広告なのか開いてみないとわからないから、興味ある人なら覗きに行きそうな気もしますけど。
やっぱり浅はかですね。
根本は難しいです。