新聞愛

朝日新聞の予断と偏見に物申す。
このブログは1話完結。滅多に二日間続けて同じ問題を
取り上げることはありませんが、しかし、今日は昨日と内容がダブります。
私は「新聞命(しんぶんいのち)」です。日々6紙の新聞を捲り、
新聞から、人生を学んでいます。ですから、新聞は私の羅針盤であり、
衣食住に匹敵する生きる糧です。
その新聞の一面に誤った記事が掲載されることは許されません。
それも、明らかに偏見を背景にした「誤報」には腹が立ちます。
朝日新聞は9日の朝刊で「ハンセン病患者の家族への賠償判決」に対し、一面トップで
政府は「ハンセン病家族訴訟、控訴へ」との記事を掲載した。
しかし、9日、安倍首相は「熊本地裁判決には法的な問題点が多いとして、
控訴を求めていた関係省庁の声を政治決断で押し切り控訴断念」を決めました。
この誤報、私は天下の朝日新聞が読者への背信行為だと思います。
誤報に対して、朝日新聞は10日の朝刊で「誤った記事、おわびします」と
謝罪文を掲載しました。そして、政治部長名で取材の経緯を説明しています。
1、政府控訴ありの記事は、政権幹部を含む複数の関係者から取材に基づいたが
十分な取材にあらず誤報となった。
(朝日の取材網が政権の中枢に触れる力、取材力がない証明ではないか)
2、熊本地裁判決後、朝日新聞は政治部、科学医療部、社会部、文化くらし報道部を
中心に、政府がどう対応するのかの取材を始めたのだが。
(これだけの部署が総力で取材したということは、組織的であるってことです)
3、法務省、厚労省、首相官邸の幹部は控訴すべきであるとの意向で、
あとは安倍首相の政治判断が焦点だと、そこまで掴んだ。
(政府が騙すわけではない。予断を持っての取材ではなかったのか)
4、7/3、安倍首相は党首討論会で「我々は本当に責任を感じなければならない」と発言。
この発言を受けても、控訴の流れに変わりはないと受け止めた。
(朝日新聞自体が安倍首相を偏見で見ているからでははないか)
5、私たちの取材は十分ではありませんでした。参院選が行われている最中に
重要な政策決定をめぐって誤った記事を出し、読者の皆様に多大なご迷惑を
おかけしてしまい誠に申し訳ありません。今後はより一層入念に事実を積み重ね、
正確な報道を心がけて参ります。
(与党有利の参院選への影響を考えての意図的な記事であることは明々白々ではないか)
これが政治部長の経緯説明の全容です。カッコの注釈は私の意見です。
あなたはどう思いますか。新聞メディアはスクープ合戦です。
抜いたり抜かれたりが新聞記者の記者たる所以です。
でも、誤報では抜いた意味もなければ、価値もありません。
この誤報で私がもっとも気になるのは、朝日新聞の偽善です。
自民党政権は、国家の過ちなど認めない。認めるはずがない。
それこそが、朝日新聞の寄って立つ根拠である。
その根拠そのものが偽善であることを証明したことです。
同時に、参院選を妨害したいとの意図が、朝日新聞に潜んでいることです。
メディアの力は怖いです。誤報で人が死ぬことも、再起不能になることもあります。
政権転覆が朝日新聞の悲願であるとするなら、民主党政権をつくって、
その後はどうだったのか。その反省は微塵もないのか。
最後に、新聞命の私は申したい。この誤報の責任はどう取るのか。
お得意の言葉で言えば「政治部長の経緯説明では、説明責任が果たされていない」
責任者出て来い。そして「私が悪うございましたと、下座して謝れ」
と、他事ならば、そう叫び糾弾するでしょう。新聞の威厳を笠に着て。
私はそんなことは申し上げません。
ハンセン病家族の謂れなき差別、重圧が安倍首相の政治判断によって、
法的な問題は解決したのです。そのことを予断や偏見を超えて、
評価すべきではないだろうか。それがいま、朝日新聞に問われています。Goto

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