ラグビーW杯を楽しむには……

ロー(原理、原則、おきて)ではレフェリーを欺くのはダメだそうです
熊谷に行ってきました。全国で最も暑い都市は熊谷か多治見ですが、
「白露の初候、草露が宿り白く」秋を誘う季節になりました。
猛暑の街、熊谷も暑さが緩んだのではないか。などと思ったのですが……
熊谷は全国12会場で繰り広げられるラグビーW杯の開催地、
街中には歓迎の幟が立ち、提灯が飾られ、それはそれは賑々しい状態です。
岩手県の釜石が会場になるのは、社会人ラグビーでの釜石製鉄の活躍を知るひとりとして、
東日本大震災からの復興を願うものとして、納得ですが。
なぜ、埼玉県の熊谷が開催地に選ばれたのでしょうか?
熊谷は熊谷工業高校に代表されるように、熊谷商業、工業高校など、
花園の常連、高校ラグビーが盛んなことと、新幹線の駅があり、
東京からは、大宮の次が熊谷で38分の近さが理由のようです。
熊谷で発行の地域みっちゃく生活情報誌「NAOZANE」では、8月号、9月号と
連載で特集を組み、熊谷でのラクビールーツや市民がラクビーに親しむ様など、
丁寧に取材、巻頭特集を飾り、Wカップ開催を盛り上げています。(弊社HP参照)
私の周りでもラクビー愛好家たちが愛知県、豊田スタジアムの入場券を買ったとか、
横浜でのオープニングを観戦に行くとか、熱さが伝わってくる……
私のようにラグビールールを知らないものには大男たちの「肉弾戦」に顔を顰めるのですが。
朝日も日経も……ラグビーW杯は出場選手に国籍要件を求めない。
日本代表チームは、日本人、日本国籍をとった海外出身者、外国籍の選手も交じる。
この多様性が新聞人に受けるのか、盛んにラグビーを楽しもうと煽っています。
スポーツを応援するには、スター選手が要れば楽しめるのですが
やはりルールがわからないと、観戦していても理解できないし、応援に熱が入らない。
試合はテレビで生中継されます。その際に基本ルールを解説してもらえると、
ラグビーの面白さがわかり、一層盛り上がるのではないでしょうか。
解説者は、往々にして経験者の視点で解説する。アナウンサーもルールを知らない方が
恥とばかりに、視聴者に俺は全て分かっているのだ。そんな上から目線で中継を
担当する場合が多い。せっかくのW杯です、大会を機にラクビー人口が増えるのも、
重要な視点です。ぜひ、素人にも楽しめる放送をお願いしたい。
聞きかじりです。「イングランドで生まれたラクビーは慣習法(英米法)の
考え方が基本。ルールは時代や環境に合せて見直され、その都度成文化される」
のですが、成文化されずとも守らねばならないのが「ロー」(原理、原則、おきて)です。
ローはレフェリーを欺くな、相手を蹴り倒すななどの類いで、
国家法(大陸法)が根づいた私たちにはゲームそのものの進行が新鮮に映る
成り立ちがあるそうな。そこまで、考えるとさらに難しくなるが、
とりあえず、ラグビーW杯が来ると熱くなっている熊谷市民と一緒に……
ラクビーを知って見ますか。Goto

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