豚コレラに対して二転三転する農水省の見解を問いたい。
岐阜県が発生の第1号となり、農水省から、随分どやされました。
「お前ら何をやっているのだ、豚舎が不衛生だからだ」
「お前ら何をやっているのだ、野生の猪を撲滅せよ」
「なに、ワクチンだと、そんなことしたら豚の輸出ができなくなるじゃないか」
「無能な岐阜県が悪い」「俺たちが徹底的に指導してやる」
「モタモタしてるんじゃない、全ての養豚は出荷して空にせよ」
聞き及ぶところでは、農水省の岐阜県に対する憤りはこのような理不尽だったそうです。
そういえば小泉政権以降、民主党政権までは
バブル崩壊の原因を作ったのは、この国をだめにしたのは官僚だとの声が渦巻き、
官僚体制打破の動きが活発化したのですが。
安倍政権二期目、長期政権となってからは、官僚主義と申しますか、
いつの間にか、律令国家の完全復活です。
どう考えても、豚コレラの媒介は鳥か猪以外に考えられない。
先の台風19号でも集団で川を渡る猪が映像に映っていました。
ということは、関東に飛び火した豚コレラの媒介は猪がいちばん近いってことです。
それがどうです。鹿児島出身の大臣に変われば、一瞬にしてワクチンの登用です。
ワクチンでコレラの免疫ができると日本で唯一輸出している鹿児島の黒豚が、
海外に売れなくなる。単にそれだけの理由で、、それが利権ですが。
約50万頭近い養豚が抹殺されたのです。
そしてそれは、農水省だけではありません。どこの省庁も同じです。
信念もなければ、独自の発想もない。昨今の官僚の実態です。
韓国で新たな豚コレラ、「アフリカ豚コレラ」(ASF)が急速に広がっています。
「ASF」は日本での豚コレラとは全く違う病気です。
症状も名前も似ているが、ウイルスは別物。現在59か国で確認されています。
豚コレラも海外から持ち込まれた加工食品の食べ残しを猪が食べたのが始まりだとか。
日韓関係の悪化が長期化している。韓国からのインバウンドは9月、
前年比で8割減だったと観光庁が発表した。
同時に韓国からの食品輸出入も大きく減少しているとか。
こじつけるつもりはありませんが。
韓国でアフリカ豚コレラによる伝染病が拡大しているが、
日本ではまだ、アフリカ豚コレラの発生が水際で阻止されています。
日韓の人的交流が極端に途絶えているのとは関係ないと思うが、
省益重視の農水省に見解を求めたいものです。Goto
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