時の商人

時間はグレート・サムシングからの授かりものです。
私は今年、72歳になります。結構長い時間を歩いてきました。
30歳でこの仕事に出会うことができました。広告の仕事を始めて42年ということです。
広告は「情報を通じて人を幸せにする」仕事です。実にやりがいがあります。
チョッピリ古い宝石時計屋さんのポスターですが。
私の心に残っている大好きな広告コピーがあります。
1日は86,400秒。1年は31,536,000秒。
1月10日が終わると、今年の残りは30,672,000秒です。
時は止まることなく、1秒ずつ進んでいます。狂いのない秒針の音は、大宇宙の神秘です。
偉大な何か(グレート・サムシング)の存在を意識せずにはいられません。
時間の貴さが心に刻まれます。
コピーのタイトルは「時の商人」
その商人は時を売っていた。
「いらっしゃいませ。時は如何でしょうか? 1分から承ります」
ある男は商人から1時間買った。
1時間買った男は、それを読書の時間に使った。
ある女は、1週間買った。
1週間買った女は、それを海外旅行に使った。
「10年欲しいのだが」ある老人は商人に聞いた。
「お客様、10年だと、少し値があがりますが」
「かまわん、10年分よこせ」
10年買った老人は、それを病気の妻に譲った。
時間が買えるとしたら、あなたなら、何に使いますか。
2020年、新しい年も今日で10日です。864,000秒が過ぎます。
時は待ってくれません。刻々と過ぎて行きます。
あの時、ああすれば、こうすればと嘆いても戻ってはきません。
後悔は先にたたずです。グレート・サムシングから与えられたこの大切な時を
「自分と自分の周りの人々の幸せのために」使いたいものです。Goto

コメント