腐っても鯛は鯛じゃないですか。矜持を持って欲しいです。
数日前になります。早朝ウォーキング、まだ吐く息が白く見える時間です。
冬の気配が立ち込める凛とした空気が顔を撫で、気持ちが良い、至福の時です。
東の空が明るくなりました。うぅん。木立の中から聴こえてくる鳥の鳴き声、
「ホーホケキョ」と鳴きたいのでしょうが「ホーホーキョ」「キョキョ」と
「ホケキョ」がさえずれないのでしょう。若い鶯です。その頑張る鳴き声に
思わず「くすり」と頬が緩みます。1月の下旬に九州・福岡。太宰府で、
「初音」を観測したとの報を目にしました。
そこに「初音前線」は3月中旬にかけて日本列島を北上するとも。
2月の中旬を過ぎ東海まで。「初音」とは鶯の鳴き声を初めて聴いたことを言います。
そういえば、我が家の庭、猫の額ほどですが。梅の木が一本。例年になく早く咲いたなぁ。
暖冬って、こんなところにも影響が、などと思っていましたら。「初音」です。
鶯は「春告鳥」とも呼びます。「ホーホケキョ」はオスのメスへの求愛。
鶯に尋ねたことはありませんが。メスは「ホーホケキョ」のさえずりが確かなオスを
好むと鳥博士はいいます。若い鶯くんに「頑張れよ」と思わずエールを送りたくなります。
苦言です。朝日、読売両全国紙に対してであります。
「貧すれば鈍する」という言葉があります。ご存知ですよねぇ。
毎朝6紙の新聞に目を通すのが日課の私です。
広告掲載が少ないからといって、ダボハゼのように、
どんな広告でも掲載するのはやめてほしいと思います。
2月20日付け。読売新聞です。紙面を捲っていて、左手の面、縦見出しに
「薬剤師相談・電話で気軽に」と。うぅーん。「コロナウイルス」に感染したかと
疑いを持ったら、薬剤師会が相談窓口を設け、対策に乗り出したか。と思いきや。
まったく違う。「活力に不安 還暦男性に朗報」と。もうこれ以上は書きませんが。
「牡蠣成分」が入った通信販売の記事広告でした。オイオイ、新聞社には
広告掲載のコードはないのか。広告検閲はないのか。いや、あってもこの広告はOKなのか。
読売だけではありません。最近、他紙も同様、この手の「どぎつい」記事広告が
頻繁に掲載されるようになりました。メディアの盟主、言論の砦、社会正義を標榜し
国に大きな影響力を持つ新聞です。例え発行部数が減少してもです。
私は「記事広告」特有の価値を知っています。しかし、それには限度というものがあります。
若い鶯じゃあるまいし、新聞広告の需要が減ったとしても、広告面も含めて新聞です。
新聞には新聞の矜持があるはずです。腐っても鯛は鯛ではないですか。
歯を食いしばってでも、矜持を全うして欲しいと願います。Goto
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