稀華(のあ)ちゃん

なぜ、「虐待だと思ったら189番に電話を」が普及しないのだ。
私が高齢者なのか、それとも、そもそも涙腺が緩いのか・・・
母親が俗に言う「ネグレクト」で3歳の女児を殺してしまったなどという
報道に接します・・なぜ・・救えなかったのか、何とかできなかったのかと、涙が溢れます。
保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親。
SNSに自らの思いや状況を頻繁に投稿していたというではないですか。
2018年春から夏、2020年の6月に3歳で衰弱死させたのですから、
1歳半ほどの女児を置き去りにしたまま、友人と居酒屋で飲食したという
投稿が増えたことが捜査関係者の証言で判明したそうです。
女児の名前は稀華(のあ)ちゃん、
母親はコロナ感染が拡大した今年の春、SNSに「どこも遊ぶ場所がない、
居酒屋も早く閉まるので面白くない」などと不満を書きこんでいた。
5月には3日間、6月には8日間、交際相手の男に会うため鹿児島を訪れていた。
外出する際は、ベランダの窓を鍵で固定し、部屋の扉はソファで押さえ、
稀華ちゃんを閉じ込めていた。母親が鹿児島から戻ってきた6月13日、
飢えとひどい脱水症状で倒れていた。(毎日新聞から)
捜査員は「排泄物でお尻はかぶれ、胃は空っぽ。どれだけ辛かっただろうか」と話す。
自宅周辺の防犯カメラでは稀華ちゃんが5月上旬以降、一度も外出した痕跡はない。
母親は取り調べに「育児に疲れ、リラックスしたかった」と供述している。
この事件あなたはどう思いますか。
毎日新聞のように「コロナ禍が一つの要因」だとコロナの影響のせいにしていますが・・
社会が生んだ悲劇で救えなかった行政のせいだと思いますか。
19歳で子供を産んで育てられず「ネグレクト」した母親のせいにしますか。
それとも「子供をつくったまま」逃げた父親の責任ですか。
この世に生を受け如何なる事情があろうと僅か3歳で「餓死」した女児の
薄倖をほんの一時を嘆いて。そして他人事と忘れて終わりですか。
私は、行政の責任だとは思いません。怠慢であったかもしれませんが。
母親を責めたい気持ちはあります。なぜ誰かに頼らなかったのかと。
でも、だらしない母親だが、若干24歳の娘です。
なぜ、社会が親子に関心を示さなかったのか。そこを問題にしたいと思います。
だって、異常な生活態度、子供の泣き声ぐらいは誰かが聞いて不審に思ったでしょう。
その誰か、即ち社会がなぜ、189番に電話をしなかったのか。
それと母親のSNSを覗いた人たちはそのくらいの配慮がなぜできないのか・・・・
189番に電話さえすれば、それで、稀華ちゃんの命は助かったのです。
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この情報誌を活用して・・・虐待だと思ったら189番に電話する啓発活動を続けています。
事件の概要を知るに付け、その力が不足していることを私は悔いています。
悲しいですね。Goto

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