今こそ昆布がおススメ・・・

昆布出汁って、日本の味そのものですね。
私は髪の毛が薄いです。いつの頃からかと思い返しますと、
多分ですが。40歳を過ぎた頃からでしょうか。急激に薄くなりました。
両親は元より、祖父母も、叔父叔母、遺伝子に関係ある親族に至るまで、
誰一人として、頭髪が若くして薄くなった人はいません。
ですから、血縁ではないようです。でも、髪が薄くなりますと、
食事の世話をしてくれる母親や家人たちはこぞって、ワカメを、昆布を食べなさいと、
味噌汁やら、酢の物にやたらと昆布を入れてくれます。
人間あるがままです。頭髪が薄いからと、誰かに迷惑をかけるわけでもない。
ご覧の通りで結構です。人は見た目も大事かも知れませんが、
大切なのは、中身だとは申しませんが、自分自身がどう生きるかです。
ですから、なぜ、ワカメとか昆布とか、海藻類を食べろと言われるのかが分かりません。
海藻類を食べると増毛効果があると科学的に実証されているわけではありません。
あるいは経験則ならば、昆布漁師には「ハゲ」はいないのか。そんなことはありません。
次いでの話ですが、シジミを食べると肝臓に良い。と、漫画家のやくみつるさんが、
シジミエキスから摂ったオルニチンを大量に摂取すれば、肝臓の障害を克服でき、
多少の酒を飲んでも大丈夫と言われますが、私の友人は10年以上もオルニチンを
毎日摂取していましたが、アルコール性の肝炎で亡くなりました。
昆布が頭髪を増やすとか、シジミエキスが肝障害を予防するとか、
私には信じ難いのですが。シジミの味噌汁は美味いし、昆布のだし汁は天下一品です。
それだけで良いじゃないですかと申し上げたいのですが。
北海道にあるんだそうです「北海道こんぶ拡大協議会」なる団体が、
読売新聞に「今こそ昆布がおススメ」と題した全ページ広告を出しました。
私に言わせれば、昆布の健康に対する効用を、大妻女子大の教授を使って、
昆布は食べ過ぎても身体に害がないとか、悪玉コレステロールの数値が下がるだとか、
昆布に含まれるヨウ素が体に必要なミネラルで、甲状腺を合成するとか、
昆布を日常的に摂取すれば、健康維持が可能だと・・・盛んに煽っていますが、
私に言わせれば、昆布の最大の特徴は「昆布出汁」です。
1リットルの水に10グラムの出汁昆布を一晩つけ置けば「昆布水」です。
汁物、煮物炊き込みご飯など。簡単に昆布料理ができます。
200ミリの醤油や酢に昆布を2〜3枚入れておけば、醤油はまろやかに、
酢は酸っぱ味が消えます。とろろ昆布、きざみ昆布は入れるだけで直ぐに出汁がでます。
昆布出汁は日本の味だと私は思っています。
この協議会がどんな組織か知りませんが、昆布を普及するなら、
健康に良いなどと胡散臭いことを言わずに、「日本の味」「ふるさとの味」は
昆布出汁に限ると、宣伝する方がより効果的ではないかと思います。
もちろん、頭髪を増やすなどとは以ての外です。ハイ。Goto

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