鉄道が動いている限り年中無休・・・
コロナ禍の被害を受ける業種は色々あります。
移動の制限は、運輸の王様・JRは元より、航空機産業も大打撃です。
もちろん、バス事業も振るいません。致し方ないのですが・・
取り分け「駅弁事業者」にとっては、一時は売り上げがゼロに近かった日もあったのですが、
この2ヶ月あまりで新幹線の乗客数が回復傾向にあり、昨年の4割程度まで戻ってきたのに。
ここに来て第三波対応の「動くなキャンペーン」の影響で、またまた急降下にあります。
企業も復調の兆しがあったのに出張を控え始めました。
GoToトラベルも一時停止の様相です。
駅弁業者からの悲鳴の声が他人事ではありません。
私が大好きな名古屋の駅弁、以前は「とり御飯弁当」の名称でしたが、
今は「天下とり御飯」と改称する・・名古屋名物の「とりづくし」駅弁です。
地域への宅配など新常態の営業スタイルへと工夫を凝らし、凌いでいるそうですが、
100年を迎える駅弁の老舗です。ここは踏ん張って欲しいものです。
以前は東京で午後の予定があるとき大概は、この「天下とり御飯」と
ホットなお茶を手にして新幹線に乗り込みます。
そんなで、何カ月も食べる機会がないと妙に恋しくなる逸品です。
御飯・・・鶏の煮汁で炊く独特の味飯。その上に菜の花畑をイメージした卵そぼろが
半分だけ乗っています。残りは地元産の鶏を使った鶏そぼろが。
食べ易いようにスプーンが付いています。濃い目の味付けは日持ちのためか。
他にも・・鶏カツ・鶏の磯辺揚げ・鶏の照り焼き(絞めてあるので美味い)
鶏のつくね・鶏ササミ肉と鶏づくし。
更には・・卵巻き・かまぼこ・うぐいす豆(甘煮)・牛蒡・タケノコ・椎茸・
デザートはミカンの缶詰がついて、正に「天下とり」です。
凄いと思いませんか。私は駅弁は食文化だと思っていますが。
「天下とり御飯」は別格です。これで1,100円ですから、びっくりです。
それと、更に凄いと思うのは、鉄道が動いている限り休まないという。
「働き方改革」です。大丈夫かと・・・業者のトップ曰く
「駅弁業者ならば、当然です」と。結局は中小企業の経営者が最後の踏ん張りで
生産を守っているのです。そうだ、今夜は「天下とり御飯」にするか。Goto
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