平和ボケ

日米2プラス2に異様な危機感を持つのですが・・・・
長く争いのない時代が続きますと、太平楽にあぐらをかき緊張感のない社会になります。
そんな社会の政治はいざとなると右往左往するだけで、最終的にその皺寄せを
国民に押し付けることになります。最悪です。
一般論ですから、日本社会を指しているわけではありませんが。
政府のコロナ禍の対応など、どこにも芯がありません。
いたずらに緊急事態宣言を発令するだけで、国民に強制するでもなく、
事業者を救うわけでもなく・・・如何にも中途半端です。
どこに本質があるのか。もちろん、為政者の優柔不断ですが、
それを助長する専門家と称する人たちの、保身を前提として煽る「恐怖心」です。
宣言を解除すればリバウンドが怖い。変異ウイルスの正体がわからないから解除は
今ではない・・・まだまだ医療環境は逼迫している・・・・
では、いつになれば解除できるのか。条件付きで関東圏も解除しますが。
数ヶ月前はレベル3以下になったら。数値が3以下になったら、まだまだ・・・。
そんな声をメディアが連日報じる。もし、感染が再拡大したら・・・それを否定できる
人などいません。世の中に絶対などないのと同じように。
グチャグチャと申しているのは、コロナの緊急事態宣言解除の話ではありません。
政治家の優柔不断が、安全保障を脅かしているという話です。
米国の国務大臣と国防大臣が来日、日本の外務大臣と防衛大臣と対談、
共同声明を発表しました。あなたはどう思いましたか?
バイデン政権発足後、初の会合です。
日本を含む、東アジアの緊張が高まっているからです。
共同声明には危機感が溢れています。台湾有事が目前に迫っている。
尖閣列島を日本は自力で守る覚悟はあるか。米国はバックアップはするが。
強大になった中国は「覇権主義を強め、国際秩序を無視して、政治的、経済的、軍事的、
技術的な課題を提起している」中国に対する認識を一致して、日中韓の軍事同盟を強化
しようではないかと中国への危機感を露わにした内容です。
それに対して、ノー天気な新聞は朝日・対決より共存を土台にすべきである、
毎日は中国と共通利益を探る戦略的な対話を始めろと一見正論ですが、本質は
事なかれ主義を主張します。それができれば、重要閣僚が揃って日韓を訪問しますか。
政治にしっかりせよと申しているのではありません。
我々国民は尖閣列島が中国の脅威で有事であること、台湾海峡に赤い魔の手が
ヒタヒタと伸びていることを、冷静に認識すべきではないか。
戦後76年・争いもなく・太平楽で過ごせたことが、このまま続く保証はなくなりました。
平和ボケの政治家では不安ですが・・・
日本が緊張状態にあることを国民が知らねば政治は動けないのです。
この共同声明・裏に何があるのか・・・これから真意が明らかになってくるでしょう。
茂木外相は、骨のある政治家に育っています。私は期待したいと思っています。Goto

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