優柔不断

200兆円の「コロナ・経済対策」法案可決・・・収束の覚悟が滲む。
やる時には徹底してやる。中途半端なことはやらない。
政治はそうあるべきではないでしょうか。
バイデン米大統領の「コロナ対策」に対する国民向けテレビ演説を聞いてそう思います。
日本の緊急事態に対する対応と比べるまでもないのですが。
関東圏を除いた緊急事態解除でも、第四波を警戒、1時間の時短延長で様子をみる。
岐阜県だけが、感染対策を徹底することを条件にスパッと、時短をなしにする。
これが政治決断っていうものではないでしょうか。
バイデン演説は実に明確です。
7月の独立記念日までに、コロナ禍を収束させる・・・そして正常化の道筋をつける。。
その覚悟のもと全てを組み立てています。5月1日までに、4月いっぱいで・・・
希望する全国民にワクチン接種を行う。3月の10日現在・接種した人は3386万人
米国の人口は18歳以上2億5000万人・人口の78%を対象にしています。
やるやるといって、掛け声だけの日本とは違います。
ワクチンを接種できる薬局を全米に2万箇所と倍増、軍隊を出動させ、
6000人超の兵士が支援。歯科医や医学部の学生も動員し接種要員を整える。
ウイルスの感染拡大を迅速に把握するため、500億ドルを検査能力増強に充てる。
変異ウイルスなどの分析に17億ドルを投入するなど、
感染拡大を徹底的に抑え込むための予算措置を講じました。
1,9兆ドル(200兆円)の予算を投入する経済対策法案の成立です。11日です。
柱である現金給付金は1人あたり1400ドル、既に支給が始まりました。
最初1000ドル・次に500ドルで今回が1400ドルです。
中途半端ではありません。やる時には徹底してやる。
そして大統領と副大統領が全米を回って、対策を有権者に直接訴えるそうです。
ロックダウンでも国民からの批判が少ないのは当然でしょう。
覚悟が違います。それに引き替え・・・・とは申しませんが。
米国もバイデン政権になって、コロナを収束させて、経済を動かす、
期限を切ってやれることは全てやる。リスクには責任を取ると明確にする。
それを国民にわかるように説明する。さすが米国だと思うのですが・・・
「コロナ対策への対応」日米どこに違いがあるのでしょうか。
二つ思います。一つはリスクを取る政治家がいない。残念なことです。
政治家の大半が世襲と官僚ですから、リスクを取る何て乱暴なことは考えられない。
もう一つは国民を代弁すると称するメディアが、完璧主義を貫く。
考えてみて下さい。メディアの感染拡大を抑え込むための目標は感染者ゼロです。
そんなこと有り得ません。医療崩壊を防ぐと行っても全国で重症患者の数は
500人です。それもゼロにならねばならない。有り得ない完璧主義です。
米国の新規感染者はこの1週間、1日平均5万7000人です。
現状分析の能力が日本は全くないと言って過言ではありません。
いや、ない訳ではないでしょう。問題は何事にも優柔不断を旨としているのです。
淋しい限りです。Goto

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