城の石垣は貴重です。十二分な調査を・・・・
熊本地震からもう5年になりますか。
JLAA (一般社団法人・日本地域広告会社協会)の熊本の会員社にも多大の被害がでました。
地震から数ヶ月後になりましたが、組織を代表して、お見舞い伺いました。
被害が大きいビルや家々には・・東日本大震災のノウハウだとお聞きしましたが・・
被害状況を示す赤や黄色の紙が貼られいました。その紙を見て地震の激しさを知り
身震いしたものです。乗車した市電から仰いだ熊本城は如何にも痛々しい姿でした。
震災から3年半後になります・・・JLAAの九州・沖縄ブロック会議を、
復興著しい熊本市内の同会員社に担当して頂き開催致しました。
翌日、全国から結集した仲間たちと修復中の熊本城を案内して頂きました。(写真参照)
その熊本城・・・完全復旧には数十年掛かると言われていますが・・・
5年の節目となるこの4月26日、天守閣の内部が公開できるまでになったと、
新聞広告が掲載されました(写真参照)凛々しい姿に思わず涙腺が緩みます。
今後は崩れた石垣や重要文化財の櫓などの工事が本格化するそうです。
石垣は原則、伝統的工法で地震前の状態に戻す必要があり・・・崩れた石を
元に戻すだけではなく、はらみ(膨らみ)が生じた箇所も補強や積み直しを行うため、
石垣上の建造跡の礎石などの遺構を傷めない工法を検討するなど、
作業は簡単ではないようです。
加えて、将来の地震に備えた安全対策が求められます。
現代の工法で修復すれば耐震性は高まるのですが、文化財の価値を損ねるため
例外的にしかできないそうです。完璧を望む日本の文化庁なのか、それが文化を
守るということなのか、私には理解できませんが、復元した石垣がまた、
地震で崩れるようですと・・・何をやっているのか分からない気もします。
今の最高峰の工法技術で、復元させることも数百年のスパンで考えれば
歴史的・文化的にも価値があるのではないか。異常なまでの完璧主義は
破天荒に生きた城主・加藤清正公が何と思うかです・・・
先週・小倉城を訪ねました。
天守閣内部にはエレベーターが設置され内覧は快適でした。
城を取り巻くあの立派な石垣、どのように組み立てられ、どのような構造になっているのか。
学術的な研究をして置く必要があるのではないか。熊本城の石垣崩壊に思います。
小倉城だけではありません。全国の城の調査が・・・・そんな余計なことを思いつつ、
コロナ禍が収束したら、熊本城天守閣に・・・・Goto
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