五輪開催派

朝日新聞の御都合主義に疑問を呈する。
「冷静に、客観的に周囲の状況を見極め、今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める」
そもそも五輪とは何か、社会に分断を残し、万人に祝福されない祭典を強行したとき、
何を失うのか、首相はよく考えねばならない。小池東京都知事も同様である・・・・
五輪開会まで、2ヶ月を切ったこの時点で、朝日新聞(526・朝刊)は、満を持して
「東京五輪」を断念せよと首相に迫る社説を打ちました。朝日的「冷静に、
客観的に周囲の状況を見極めた」結果、つまり世論が朝日の主張を支持すると読んでの
用意周到な社説です。
中止を迫る理由は・・・・
もちろん、コロナ感染収束のメドが立たない。
最中に五輪などというお祭り騒ぎなどもってのほか。
ましてや、参加者が海外から変異株を持ち込んで日本国民に感染したらどうする。
五輪は単に世界一を決める場ではない。
五輪憲章は機会の平等と友情、連帯、フェアプレー、相互理解を求め、
人間の尊厳を保つことに重きを置く社会の確立をうたう・・・崇高なお祭りだ。
だから、誰もが歓迎し、祝福されてやるべきであって「この夏はその時期」ではないと。
私的には、朝日新聞って御都合主義で全く保守的な新聞としか言いようがない。
朝日の世論調査で「この夏の開催」を支持する答えは14%にとどまっている。
背景には国民が五輪を開催する意義そのものへの疑念を深めている・・・と社説でいう。
この社説、実に不可思議な言葉の使い方をしている。
例えば「この夏の開催」という言い方です。何を意味しているのか、
延期を示唆しているのか、それとも来年の冬季五輪を指しているのか。違う。
逃げです。このまま政府が、海外からの参加者9万人全員にPCR検査とワクチン接種を
義務付けて強行して成功した場合の伏線を張っているのです。
五輪を否定したのではない。
「この夏の開催」は止めたらと言っただけですと言いたいのです。
保守的というよりも保身的です。
国民の支持が14%しかない。ということは86%が反対しているのだから、
朝日としては中止せよというのだが、これもおかしな理屈です。
86%の中身は反対だけなのか、条件はないのか。反対の理由は海外から9万人も
入国すれば感染が拡大するという考え方は正しいのか。
現在でも日本に入国する人は1日10万人では済まない。水際作戦に失敗している結果が
変異株・インド株・英国株の国内感染を許したのではないか。
そのことを問題にすべきであって全体で9万人、PCR検査とワクチン接種で対応するという
IOCや組織委の方針を否定する理由にはならない。
誤解の無いように申し上げたい。私は五輪開催派です。
五輪憲章は朝日が御都合主義で引いているだけです。
五輪は「参加することに意義があり」「競技を競い合う」のです。
究極はエントリーした選手が最高のパフォーマンスができれば良いのです。
我々はテレビで、活躍する選手たちの姿に感動できれば最高なのです。
開催まで、まだ2ヶ月余りあります。
今ここで、敢えて「五輪中止せよ」と御都合主義的に朝日が社説を打つのは勝手ですが・・・
私は、できない理屈など聞きたくないのです。
最後の最後まで開催への努力を続けて欲しいと願います。
青春の全てを捧げてきたアスリートたちのために・・・・・Goto

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