歳神様を迎える・・

スーパーもコンビニも元旦を休んではどうでしょうか。
私は「働き方改革」には懐疑的です。
理由は「人間は働くから人間」だと思っているからです。
働き方改革の本来の意味は、労働生産効率を高めることです。
労働時間の短縮を意味しているのではありません。
もちろん、長時間労働を容認するつもりもありません。
仕事には様々な種類があります。すべてを時間で計れるのは製造業だけ。
第1次産業も3次産業も単純に仕事を時間で縛ることはできません。
しかし、スーパーなど小売業が年始に休業するのは大賛成です。
お客様は賢いです。全ての流通が正月3が日休みなら・・買いだめしますよ。
スーパーが元旦も休まず営業し始めたのはいつの頃だったでしょうか。
そんなに昔ではないと思います。初売りとか初荷といっていたころは、
仕事始めは、三が日が終わってから・・早いところでも年始の挨拶回りと称して
2日からで、元旦はすべて休みでした。
スーパーは装置産業です。1日休めばそれだけ売上が落ちる。
競争激化の業種です。競合店が元旦から営業すれば、こちらも・・
過当競争が・・年中無休にさせています。
それに異変が起こっています。コロナ禍前には休まず営業するところが多かったのですが・・
大手のスーパーが次々と元旦を休みにしています。三が日休むスーパーも出てきました。
理由は働き方改革の一環だそうです。それっておかしいと思いませんか。
ちゃんとローテーションしていれば、繁忙期であれ正月であれ、関係ないハズです。
なんでも「働き方改革」といえば良いわけではありません。
私の自論ですが。正月は「歳神様」をお迎えする時です。
ですから、誰も働いてはいけないのです。3が日とは申しませんが・・・
スーパーは取り分け大晦日まで忙しく働かねばならない職種です。
ならば尚更、元旦だけでも家族揃って「歳神様」をお迎えするために休むべきです。
スーパーだけではありません。コンビニも元旦ぐらいは閉めてはと思います。
コンビニは個店です。経営者に働き方改革は通用しません。
ですから、「歳神様」を迎えるために、休むのです。
東海・北陸地方を中心に展開するスーパーのバローは昨年から元旦と2日を休業にしています。
理由は定かではありませんが・・・お客様の「ご苦労様です。あなたたちもお正月ぐらいは
休まなきゃね」といった言葉が寄せられたからだそうです。
経営者は「休めば数億円程度の利益がなくなる」そんな心配から休みたくても
休まないのでしょうが、3が日休んでみればわかります。
正月3が日休みが徹底すれば、お客様は賢いです。
年末にまとめ買いしても総額は変わりませんから・・Goto

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