決して降伏しない。

ウクライナ隣国に戦線が拡大する可能性大。停戦を祈るしかないのか。
取り上げたくないのですが・・・日増しに激しさを増す、ロシアの軍事侵攻、
小児病院にも砲撃する、泣き叫ぶ子どもを泣きながらあやすお母さん、
軍服姿のパパがわかるのか「行かないで」と縋る幼児・・・
テレビ画面から目を背けたくなりますが、これが戦争の実態です。
ジッと目を凝らして見つめねばなりません・・・あの3/11の時のように、
大震災と戦争は根本的に違いますが・・・人間が苦しみもがくのは同じです。
目を反らせてはなりません。理屈は良い。あの時は「祈る」しか術がなかったが、
戦争は人間が起こす悲劇です。老いたこんな私でも、やれることは無いのか。
ウクライナ隣国、ポーランドは自国所有の戦闘機を全機ドイツの米軍基地に
移送する用意があると発表しました。ウクライナの求めに応じ、防衛のための
戦闘機を間接供与するためにです。8日の表明では「相応の作戦能力を持つ
戦闘機の提供」を米国に求めました。同時にスロバキアとブルガリアにも戦闘機を強調して
提供するよう求めたようです。
米国務長官はF16戦闘機をポーランドに補填できるかどうか、慎重に話し合っているとのこと。
実現すれば、制空権を取り戻しウクライナ軍には強力な支援になります。
戦闘機の供与が決定すれば戦況がいっぺんするかも知れませんが・・
戦況は逼迫しています。ウクライナの要請に応じるかどうか・・・
NATOの全開一致が必要でしょうが、結局はバイデン大統領の腹次第ってことになります。
その時点で、戦争が一気にNATO諸国に拡大する可能性があります。
第3次世界大戦の様相を呈します。核をちらつかせるプーチンに欧米が一枚岩になれるか。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領が英議会の下院でオンライン演説を。
「どんな犠牲を払っても自国を守るため、決して降伏しない」この戦争は「私たちが
始めたのではない」「ナチスが戦闘を始めた時に英国が国を失いたくなかったと
同じように、私たちは国を失わないために戦わねばならい」と覚悟を示しました。
そして、ロシアをテロ国家に認定すること。ウクライナ上空に飛行禁止区域を
設定するよう求めました。演説が終わると満員の議場には拍手が鳴り響き、
涙を見せる議員の姿も・・・正当な戦いを続けるゼレンスキー大統領は
下院全員の心を動かしました。
さて、英国がどう動くか。核の脅威に手出しできないのか。
それとも、大英帝国の威信を賭けて、ポーランドを始め、ウクライナを
支持する隣国と手を携え、欧米を説得し、援軍となるのか。
チャーチルの「我々は決して降伏しない。どんな犠牲を払ってでも国を守るために
海で空で森で街頭で戦い続ける」との言葉を引用して演説を締めくくった
ゼレンスキーになんと応えるか。西側・東側というより、英国が英国でありえるのか。
ジョンソン首相の資質・政治手腕が問われています。私には何の力もありませんが・・・・Goto

コメント