平和ボケ・・・・

日本では食品ロスが増えているって言うじゃないですか・・・亡国ですね。
ウガンダのパン大手メーカーの社長は「新型コロナウイルスのパンデミックよりも
ウクライナ戦争の影響は大きい」と嘆きます。ウクライナ産の小麦が入荷しないことで
24時間体制の工場が1日10時間しか稼働できず・・・
食パン1斤の価格が戦争前の3800ウガンダシリング(136円)から15%増の
4400シリングへ引き上げられた。社長は「7月に更新する契約で卸価格が5割アップ、
そうなると・・いずれは工場を止めねばならない」2000人の従業員は路頭に迷うと。
国連貿易開発会議の報告ではアフリカ25ヶ国の小麦輸入のうち、3分の1以上が
ロシアとウクライナの2カ国に依存しているそうです。
アフリカ大陸ではウクライナ侵略が始まる前から、干ばつや紛争、コロナ禍など
様々な要因で食料危機が起きていました。それに輪を掛けたのが
ロシアのウクライナ侵略です。世界的な食料不足・・とは国連の報告です。
国連本部ではアフリカの食糧危機に対して、世界の食料安全保障について話し合う
閣僚会議が18日に開かれました。グレース国連事務総長は「このまま戦争が続けば
あと数ヶ月で世界的な食料不足の不安に直面する」と訴え・・ロシアにウクライナの
穀物輸出を認めるように。黒海を解放するように求めました。
ロシアの代表は「欧米のロシアへの制裁が食糧危機に影響している」として
「ウクライナの港の封鎖を解くには、対ロシア制裁の解除が条件だ」との考えを示しています。
ウガンダの大統領は「もし小麦もパンもないなら、キャッサバ芋を食べて」と国民に
訴えているが、芋も食用油の高騰で値が上がっているそうです。
アフリカの悲惨な状況は、状況として心を痛めますが、二つ申し上げたい。
一つは国連があまりにも無力であるってことです。戦争を止めることができないのは
その程度ですから致し方ないのですが・・・せめて戦争が終わるまで・・
食料を世界から調達するぐらいの力はないのか。そう申し上げたい。
もう一つは、日本人の無関心ぶりです。
物価が上がっている原因は食料の原材料が上がっているからです。
日本はまだ世界から買う力があるので、今の物価の上昇で済んでいるのですが・・
日銀の緩和政策も継続のまま、戦争が長引けば間違いなく物価が暴騰します。
それを防ぐには自給自足、地産地消でなければならないのですが、その危機感が全くない。
最近はむしろ食品ロスが増えているっていうじゃないですか・・・
なんともちぐはぐな日本だと思いませんか・・・これを平和ボケと申します。Goto

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