理解不能

共産党の「その道は絶対捨てるつもりはない」の絶対って?
歳を重ねたせいなのかも知れません。元来頭が悪いのでしょうねぇ。
私には理解不能な記事が朝日新聞に掲載されましたので、どなたか教えてもらえませんか。
新聞の記事は中学を卒業した程度の知能があれば分かるように書かれるものですが・・・
そのために、編集局には整理部があり、校閲部があります。
意味不明な記事にはチェックが入り、わかり難い内容には、説明が付きます。
私が何度も首を傾げるのは、共産党の委員長へのインタビュー記事です。
参院選を前に共産党の立ち位置を問う内容ですが・・・理路整然とした委員長が
何を言いたいのか、全く理解できないのです。
主権が侵害された時は、違憲の立場を取る自衛隊を「活用する」と明言する共産党委員長。
「野党連合政権」の実現を掲げ、参院選に向けて現実路線をアピールするが・・
「その路線は絶対に捨てるつもりはない」と語る・・・
自民党は安全保障は軍事という。共産党は軍事力ではなく外交の力を用いる。
でも外交努力をしても万が一のことが起これば自衛隊を認め、自衛隊で対応すると。
共産党は自衛隊を違憲だとの立場は貫く。参加する民主的政権の対応としては
自衛隊と共存しているので、政権としては理の公然として合憲の立場をとる・・・と。
国民の多数の合意なしに自衛隊を合憲から違憲に憲法解釈の変更はしない。
共産党としては憲法9条と自衛隊の矛盾を国民合意で一歩一歩解消するよう努力する。
これが共産党の最高責任者の有事に対する自衛隊の位置付けだそうです。
私には理解できません。
理想では自衛隊は違憲で不要だが、現実には容認する野党と手を組むので合憲だというのです。
そんな身勝手では、手を組む野党は迷惑ですよねぇ。自衛隊も違憲だけれども、
日本を取り巻く状況がキナ臭いから合憲にしてやるから・・・銃を持てと言われても
戸惑うのではないですか・・・・
政治とは理想と現実の狭間を揺れるモノです。
ですから、共産党が綱領を封印してでも現実路線に舵を切るのだろうと
思いますが・・・政治は遊びじゃないのです。安全保障を外交でいくなら、とことん
それを追求すべきじゃないですか。キナ臭いのは政治体制が違う国からの脅威です。
だったら、政治体制をキナ臭い国と同じようにしたい共産党は
それらの国とパイプを深め、きな臭さを解消する外交努力をすべきではないでしょうか。
聞き及ぶところでは中国共産党ともロシア共産党ともパイプがないそうですが・・・
それで、どうして外交で安全保障が保証できるのでしょうか。
いや、批判しているのではありません。共産党の安全保障が奈辺にあるのか・・
自衛隊を違憲というなら、それを貫くのが共産党じゃないですか。
「違憲である道は絶対捨てない」自衛隊は不要と言いながら・・・
必要ならば合憲だとするのは、自己矛盾の何物でもありません。
自分たちで矛盾を認めて国民にそれは矛盾ではないと言ってもねぇ。
「難しい問題があるのはわかっている。だが政治を変えるには野党が共闘し
連合政権を実現するのが唯一の道だ・・その道は絶対に捨てるつもりはない」と記事は。
エッ・・・自衛隊が違憲であるとする綱領は絶対に捨てないと仰ったのに。
連合政権の道は絶対捨てないだったのですか・・・
この矛盾した記事を掲載している朝日新聞も、私には理解不能です。Goto

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