3人目の女性首相誕生か?

英保守党・党首選・・・40代の争い。どちらが勝つか?
日本の政局、関心は自民党最大派閥の領主が誰になるのか・・
参院選の当選議員がどの派閥に入会するのか。
総裁派閥の岸田派が第4派閥を維持できるのか・そんなことが政治の話題です。
米国ではまだ2年以上もあるのに早くもトランプ前大統領が次期大統領選に出馬表明。
秋の中間選挙対策だとか、共和党の若い知事の出馬を事前に阻止するためだとか、
かまびすしいのですが、如何にも早過ぎます。それだけバイデン政権が不安定なのでしょうか。
日米ともに如何にも緊張感がないと申しますか、締まりがないのですが。
英国ではジョンソン首相が保守党からノーを突き付けられ退任に追い込まれました。
保守党内で党首選が行われています。日本で言えば自民党の総裁選挙のようです。
保守党は下院で多数を持っています。党首選に勝てば次期首相となります。
党首選挙はリシ・スナク前財務相(42)とリズ・トラス外相(46)との
決戦投票で決まります。今後は全国16万人の一般党員による投票を経て、
9月5日に発表されます。さすがに英国は民主主義の国です。
決戦投票を決めるまでは所属議員で決めますが、最後は2名まで絞って、
全党員の投票です。実に分かり易いし、誰もが納得です。
二人はどんな経歴なのか・・・そしてどこが違うのか。
スナク氏はインド系で英国生まれ。医師の父、薬剤師の母、英オックスフォード大、
米スタンフォード大で経営学修士を取得。金融大手ゴールドマン・サックス勤務後、
2015年下院議員に初当選。インドIT大手インフォシス社創業者の令嬢が妻。
英メディアからは「もっとも裕福な英議員のひとり」と呼ばれる。
トラス氏は数学者の父、反核運動に熱心な教師を母に。左派色の強い労働党支持の
家庭で育った。英メディアによると「子どもの頃に母にデモに連れていかれて政治に
目覚める。オックスフォード大卒業後、石油大手シェルに勤務。10年に下院当選、
その後は実務能力が評価され、司法相など主要閣僚を歴任。
「首相就任初日から減税に取り組む」と宣言。生活に苦しむ家庭を減税によって
助けると主張。鉄の女と呼ばれたサッチャー元首相を尊敬している。
経済政策・スナク氏は財政再建重視で早期減税には反対しています。
外交はトラス氏はジョンソン首相の後継を自認、対ロシア強硬派。
台湾防衛で西側の結束を重視。スナク氏は中国とのバランスのとれた関係を重視しています。
どちらの政策を選ぶかは保守党党員です。国民ではないことを明記したいと思います。
英国の調査会社は730人の保守党員にどちらに投票するかを聞いた結果・・
トラス49%、スナク31%、不明が15%との回答だった。
サッチャー・メイ両氏に続く三人目の女性首相が誕生する公算が強そうです。
それにしても。政治経験が12年とか7年で首相になれる国って。。
やはり大した国だと思います。同時にそのくらいの年齢でなければ
国を牽引できないのかも知れません。イギリス人は。。わかっているねぇ。Goto

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