NIE(新聞を教育に)

果たして先生は新聞を読んでいるのでしょうか・・・・
第27回NIE全国大会(主催・日本新聞協会、宮崎日日新聞社主管)が
今月の4・5日、宮崎市にて新聞・教育関係者約1100人が集いリアル開催されました。
新聞命(しんぶんいのち)の私としては、どんな議論がされたのか興味があります。
実行委員長の基調報告・・・「変化が激しく予測不可能な社会だからこそ、
今を報じる新聞を開き、世界と地域という縦軸、過去の歴史と現在という横軸を
考えることで、子どもたちが未来を切りひらいていく力になる」と・・
27回のテーマ「いまを開き 未来を拓く NIE」の意義を語りました。
私の感覚では・・・毎夏開催されて27年。どんな成果をもたらしてきたのか。
過去には小中高の指導要項にNIEを盛り込むような熱い活動もありました。
新聞記者が出前授業で新聞の役割や価値を訴える取り組みが盛んな時も・・・
リアルは3年ぶりですが、大会の宣言もなさそうです・・
大会の内容を書き込んだ記事を読んだだけですが、新聞記事のスクラップに取り組んだなどの
報告では・・NIE活動そのものがマンネリ化しているのではと思います。
そう思う理由に・・・そもそも論ですが、
新聞協会は教師の新聞購読率について実態調査したことがあるか・・・
私の感覚では、5割を切っているのではないか。取分け若い教員の未読率は高いと思われます。
先生が新聞を日常的に読んでいないとなると、
新聞を教育に活かそう・・・というNIEの思想そのものが根底から崩れてしまいます。
新聞協会には教師への新聞普及を強化してもらいたいものです。
NIEの重要な狙いとしては・・・子どもが新聞に親しんでもらう。
そして将来、新聞の愛読者になってもらうのも大きな役割です。
今回のNIE大会とは申しませんが、大会関係者には大会そのものをもう一工夫して欲しい。
でないと、新聞を読む子どもが特別な子どもになってしまい、
将来は新聞と社会の距離が復元できないほど・・・遠くなってしまうのではと危惧します。
まずは、先生に新聞を読んでもらうことからですかねぇ。淋しい話ですが。Goto

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