ルイヴィトン

2022年の各新聞社の新聞広告賞を総なめにしますね。
写真をご覧下さい。壮大な、いや雄大な広告ですね。
新聞の見開きを使った素晴らしい広告です。クライアントはLOUIS VUITTON。
我々には縁遠いですが、さすがに世界のブランドです。
構図が良いですねぇ。白い砂漠に青い空、そして雲をタコに見立てて・・
悠久の憧れである・・世界を旅する少年の想いを描いた作品です。
クリエーターの限りを尽くした力作です。
新聞の読者に対して、クライアントは何を望んでいるのか。
こんな贅沢な紙面の使い方ができるのはヴィトンが夢を売る商売だからですが・・
円安で・・・海外の贅沢品は日本で購入するのが最も割安だと言われます。
外国人観光客にとっては垂涎の広告ではあります。
日本の富裕層は海外に行くにはコスト高になり過ぎています。
だったら、国内の高級品を買ってはどうか。消費を促しているのではないか。
9月の上旬に掲載するのですから・・・秋の行楽シーズンです。
ヴィトンのバックを下げて旅行に行っては・・そんな思いも含まれているのでしょう。
日本の企業・・・取り分けメーカーに余裕がないのか。
最近は、せこいとは申しませんが、即物的で売らんかなの広告掲載が多過ぎます。
新聞の質が下がったからなのかも知れません。でも新聞には新聞の矜持があります。
ヴィトンの広告を引き合いに出すのも如何にも、如何にもですが・・
読者に夢を与える大らかな企業広告を出稿して欲しいものです。
クリエーターが腕にヨリをかけるような・・・
まだ早いのですが。この広告は22年の広告大賞間違いなしです。
理由はもちろん大胆な構図と夢のある企業広告ですが・・
もう一つは。このご時世に定価に近い価格で新聞社に貢献してくれたから・・
いやいや、そんなことで、新聞社の広告大賞は決まりません。Goto