調和

コスモスとカオス・・・自然はそんな柔ではないと思う。
私も毎日、朝日新聞の天声人語を読んでいますと・・申し上げます。
なぜか、我が社の社員は、全員ではないですが、大半、毎朝、天声人語の書写を続けています。
もう、10年近くなるでしょうか・・・書写は自らの見聞を広げるために実施しました。
なぜ、朝日新聞なのかと問われますが・・・物事を斜に構え、権力を批判することに
価値を見出す朝日の主張で、新聞とは権力を監視することが新聞であるとする・・
私の考え方に合致していると思い、編集手帳でも春秋でもなく天声人語にしました。
物の見方って、迎合していては一方的になってしまいます。
このことは果たして正しいのかどうか。疑ってかかれとは申しませんが。
違う見方もあると思って物事を見ないと、残念ですが自分の考えが失くなってしまいます。
ですから・・・へぇ?こんな考え方もあるのかとひと味違う見方ができるのが天声人語です。
そんなものは買い被りだ。最近の天声人語にそんな価値はないという人もいますが・・・
私は603文字に込められた二人の執筆者の思いは捨てたものではないと思っています。
天声人語には、見出しと申しますか・・タイトルがありません。
私は書写する社員に、書写したら、見出し・タイトルをつけてみたらと申します。
全体をひと言で言えばどうなるか。それがタイトルです。自分なりに捻ってみると面白い。
で、その次には、603文字を簡潔にまとめてみたらと申します。
そうです。30文字以内でしょうか・・・書写する必要はありませんので。
その次は、自分はこう思うって、自分なりの感想でも良い。意見を述べてみる。
そこまで、天声人語を読み込めば、天声人語も冥利に尽きるのではないでしょうか。
広告を生業とする我々も、文章に馴染み、奥の深い広告をつくることができると思っています。
人間日々修行です。新聞命の私としては、新聞を修行の道具にしたいと思っていますので、
天声人語は最高の教材です。天声人語に感謝しています。
9/27付・天声人語。タイトルは「調和」です。
秋桜と書いてコスモスと読みます。コスモスは宇宙を指します。
ギリシャ語では「調和」を意味します。反対語は「カオス(混沌)」です。
人間は自然をつくり変えれるかのように錯覚しました。
その結果、この美しい地球を自然を・・カオス化させてしまいました。
さて、再び調和させることができるだろうか・・・ともに考え行動を起こそうではないか。
これが、9/27付の天声人語です。
私は思います。人間がこの美しき地球をカオス化したとは思えない。
人間如きで調和が崩れるようなことはない。それこそ人間の思い上がりです。
もしも崩れたとしたならば、それは、地球が自然が新しい調和を
求め始めたということではないか。
天声人語に感謝です。Goto

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